猫色ケミストリー

5・12(火)
「猫色ケミストリー」喜多喜久(小説)
前のが超よかったので、買ってしまった。簡単に言うと、猫とミズキと僕の体に、それぞれ違う魂が宿ってしまうって話。雷で。僕の体に、猫の魂。猫の体にミズキの魂。ミズキの体に、僕の魂。で、僕の魂とミズキの魂はすぐに気が付いたのだけど、猫の魂だけ、最後まで失神中。何の役も果たしていない。これをもし、小説の先生に添削してもらったとしたら、即、却下だわね。だって、猫を介在させる意味がないもの。特に猫に宿ったミズキが、嗅覚で、問題を解決するわけでもなし。でも先生についていないので、世に出たのね、きっと。主人公が猫を隠したりするシーンがなんとなく、ほんわかしてよかったけど。
話は単純。雷で、僕の魂は、ミズキの体に。ミズキの魂は、猫に。で、僕の体だけ、入院。
で、元に戻るきっかけを探すの。最初は雷を待っていたんだけど、無理そう。そうこうhしていると、ミズキの研究室で食べさせられたペットフードで、一時的にもとに戻るの。またすぐに、雷に打たれた後の状態に戻ってしまうんだけどね。
ああ、ミズキはケミストリーの研究をしているの。で、僕がその体に入ったので、猫の助言を受けながら、続きの研究をするの。で、話は飛んで、誰が、ペットフードを買ってきたかを探ると、A子なんだけど残っていたペットフードではもとに戻らないの。A子は、そんな粉知らないというの。
でも、ミズキ(猫の体)が食べた時、白い粉がかかっていたような気がするの。で、それは、夜中の実験だったので、夜中に侵入した誰かがかけたと推理。それで張り込むの。
すると、A子がこっそり研究室に入って、何かの実験をしているの。
それで、二人は推理するの。A子がどんな薬品を使って、どんな薬を作っていたかを。すると、いくつかの候補が上がるんだけど、どうも、今はまだ合法だけど、近いうちに禁止されるドラッグらしいとわかるの。でも、それを食べてみるしかないの。さて、食べるともとに戻れるか。
ああ、このほかにも、A子にストーカーしている男が出て着たり、A子は、昔太っていて、主人公にいじめにあってから、合法ドラッグに嵌って、痩せて、それの製造に乗り出したなんて話も入っていたりして、面白かったわ。薬品の詳しい名前がいくつも延々と出てくるけど、それは飛ばし絵読んでも、十分面白いわ。

情報
アパート経営術。
地球教室。
参考になる。