2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

千本桜

「千本桜」入江棗 富士見新時代小説文庫に応募しようと思って、対策を練るために買ってみたの。若いわね。この人。中学生じゃないかって思うくらい、幼いわ。難しい言葉が全然出てこなくて、超読みやすかった。内容も、言っちゃあ悪いけど、中学生の作文みた…

会津、友の墓標

「会津、友の墓標」西村京太郎。 言葉の持つ力というか、恐ろしさを感じたわねえ。よく、週刊誌なんかでも、スキャンダルが一度文字になってしまうと、芸能人が干されるとか聞くけど、本当に思えてしまうのね。怖いわ。 この小説の中でも、殺された佐伯が、…

早春物語

「早春物語」赤川次郎。 これも、「赤いこうもり傘」と同じく、女子小学生か、女子中学生の抱く夢を描いているわよね。中一時代にでも乗っていそうな、絶対にありそうにないお話。 瞳は、母にかかってきた浮気の電話を取るの。その相手を見つけたくて、相手…

三毛猫ホームズの大改装

「三毛猫ホームズの大改装」赤川次郎。 いつもの赤川と同じで、改行が多くて、読みやすかったわ。でも、何か物足りないの。なぜかしら。と考えてみるに、人が殺されて、なぞを解くって形式じゃないからかも。誰が殺したらはっきりしているからなのね。きっと…

十津川警部の幻覚

「十津川警部の幻覚」西村京太郎 S(50歳、社長)の元へ、三人の女性から電話が入ってくるの。三人とも、結婚の約束をしたのに、手ひどい裏切りをされたから、弁償hしてほしいというの。三人とも、Sのことを、木村、A,Bと呼ぶの。でも、Sには全然心…

赤いこうもり傘

「赤いこうもり傘」赤川次郎。 まるで少女マンガね。女子小学生か、女子中学生のあこがれる夢が、全部出てくるの。まず、名門の女子高のエリート女学生。パパは世界的に有名なバイオリニスト(死んだけど)。自分もオーケストラのコンミス。そして、バイオリ…

津和野殺人事件

「津和野殺人事件」内田康夫 これも糖尿病の教育入院の間に読んだの。入院中は、とにかく暇だから。二回も読んでしまったわ。それにしても字が小さい。超読みにくい。 もっともこれだけのボリュームだから、字を大きくしたら、子の倍の厚さになってしまうも…

悪夢の身代金

「悪夢の身代金」木下半太 この人は、いつ読んでも裏切らないわね。これだけ身代金物が出尽くした後でも裏切らなかったわ。喝采。 まず、連続誘拐、殺人があって、三回目の時だけ刑事が犯人を追いつめたの。でも、山の渓谷で、赤ちゃんを川に投げ捨てたので…

戦力外捜査官。神様の値段

「戦力外捜査官。神様の値段」似鳥鶏 テレビでもやっていたから大体は知っていると思うけど、これは、新興宗教を取り扱った長編。長いの。 まず、主人公の一人、(海月千波のおもり役の方)が飲んで帰ろうとすると、海月が尾行されているというの。それで、…