2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

密の森の凍える女神

「密の森の凍える女神」(関田涙) 今、本の整理をするんで、昔のも読みなおしているんで、今週も、ちょっと古い小説から。 別荘で、殺人ゲームを始める。高口が殺されたことにする。高口、典子と恋人なんだけど、浮気症。ヴィッキーと高口と小夜子と典子が…

ふたり探偵(カシオペアの二重密室)

「ふたり探偵(カシオペアの二重密室」黒田研二。 この人は本当に天才だと思うわ。ネットに侵入して、アバターとして戦い、一方で、現実の世界で殺人がおこるとか、やっと最近になって、メジャーになったことを十年も前にやっていたのよ。それが、最近ではぱ…

民俗学者、八雲樹、生贄の島殺人事件

マンガだけど、面白かったので。 「民俗学者、八雲樹、生贄の島殺人事件」(金成陽三郎、山口譲司) 鳥居の下から人骨(生贄にされた)。離島(雉鳴島)。 八雲、松良カヨ、と築島耕太。ロケハンで来る。 八雲樹は、佐用子の首をはねる男たちの夢を見た? 翌…

奇面館の殺人

「奇面館の殺人」(綾辻行人) 今週も忙しいので、字で。 鹿谷、友人のかわりに奇面館の行事に行く。一晩200万。自分の部屋以外では、仮面をかぶること。使用人(鬼丸、長宗壁、瞳子)も同じ。鹿谷の友人は、10年前にこの館を取材したことあり。仮面が…

彼女がその名を知らない鳥たち

「彼女がその名を知らない鳥たち」(沼田まほかる) これも、また、すごい、どろどろした、男と女の世界。いいかえると、無償の愛とでもいうべきか。すごいとしか言えない。 主人公は、心から好きだった黒崎と別れて数年になる。陣治という冴えない男と暮ら…

アミダサマ

「アミダサマ」(沼田まほかる) すごい。まほかるはすごい、の一言につきる。ホラーでもある、宗教小説でもある、芸術でもある。独特の世界。 まず、悠人が、コエを聞く。それは、埼玉の山の中の寺の近くに捨ててある冷蔵庫の中に置き去りにされた子供のコ…

アクセス

「アクセス」(誉田哲也) 軽い。ライトノベルみたい。でも、面白い。ホラーサスペンス大賞受賞だとか。新しい物を探しているのね。 帯からーー加奈子のケータイが着信。電源を切っても聞こえる。押し殺した笑い声。「お前が殺した」。加奈子は“2mb.ne…

誘拐の誤差

「誘拐の誤差」(戸梶圭太) ええとねえ。死んだ少年の霊魂が語るの。マンガの「花田少年史」がヒットしたので、真似したのかな? でも、マンガと小説の差。今一面白くないの。私には。でも、9刷もいっているの。何故なのかな? 確かにスピード感はあるの。…

長い長い殺人

「長い長い殺人」(宮部みゆき) 財布が語るミステリー。結構、新鮮で面白かった。この人は、才能豊かだわね。 1・刑事の財布。 男が車にひかれて死亡。目撃者、美津田幸恵。彼女の証言。白い車だった。死んだとこの妻、法子は友達の家に泊っていた。夫には…