2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ライオンの棲む街

「ライオンの棲む街」東川篤也。 野生のエルザならぬ、生野エルザが住んで探偵をしているので、ライオンの棲む街。野生児なのだけど、野生の感はすごい。短編集。 1、 女探偵は眠らない。 恋人の男が浮気をしているかもしれないから調査して、という依頼。 …

藁にもすがる獣たち

「藁にもすがる獣たち」曽根圭介 一億円をサウナに忘れた客がいて、取りに来ない。それで、一億円を巡ってどたばたがある。という風に帯には書いてあった。けど、違う。一億を取った、とられたの話じゃないの。三人三様のドタバタの話なの。これはいけない。…

土蛍

「土蛍」近藤史恵 1・むじな菊 芳江の兄、作次郎は、ならず者。夫、超七のいないときに、長屋にやってきて、ねちねちと難癖をつけて、金をせびっていく。吉原で火事。梅が枝が火傷。神田の小野外記の屋敷で養生。巴の丞(おやま)がよくやってくる。 長屋の…

福家警部補の再訪

「福家警部補の再訪」大倉崇弘 「コロンボ」形式ね。犯人はわかっているの。それを、どうやって、アリバイなどを突き崩すかの勝負。「福家警部補の挨拶」からのファンなの。最初の落語にこだわった三作から比べると、ずいぶんわかりやすくなったわ。最初のは…

オオカミとウサギのゲーム

「オオカミとウサギのゲーム」我孫子竹丸 「殺戮に至る病」からのファン。で、これは、父親(刑事)にDVを受けている子供が、逃げて、最後には、父と戦い、自分を刺す話。スリルとサスペンスで面白かったわ。 智樹は、友達のコスモが嫌い。でも、強引に彼…

七色の毒

「七色の毒」中山七里 「蛙男」以来のファンなのだけど、あれ以来、パッとしないわね。あれが最高傑作っだったのよね。で、これは短編集。なんか、後味が悪い。最初のは、高速道路で、事故を起こして、一人が死ぬって話。よく調べていくと、運転手は、10年…

たぶんねこ

「たぶんねこ」畠中恵 「しゃばけ」の第10弾。ものすごく売れているようで。前にも買ったけど、よくわからなくて、投げ出した。今回も、がんばってみたけど、第一話で投げ出した。どういうんだろうね。難しくはないのだけど、バイオリズムが合わないのか。…

宝探しトラジェディ

「宝探しトラジェディ」木下半太 実は、「三分の一」を探していたの。でも、見つからなくて、これがあったので、買ってしまった。「五分の一」が超面白かったので、「三分の一」も面白いと思うのだけど、まあ、映画になるというので、それまで待ちましょう。…