2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

由美姐21、22、23回目

アチキは、マトリの由美姐の命令で、麻薬の密輸がらみの殺人事件を捜査することになりやした。(21回目) 五 事情を訊き終えると、アチキと姉貴は湾岸署の外に出ました。「ようし、まずは、山城組の情報を得るために、小夜が傘下のクラブに潜入しろ」 姉貴…

「黒笑小説」「母恋旅烏」

「黒笑小説」(東野圭吾) イラストにしにくいので、内容を簡単に。 特におもしろかったのは、「巨乳妄想症候群」。これは、見る者がすべて巨乳に見えてしまうもの。まずは、マウスが、次はケーキ店の売り子が。などなど。 他に面白かったのは、「インポグラ…

由美姐。18,19,20回目

粗筋。アチキは由美姐の命令で、マトリの捜査の手伝いをすることになりやした。横浜港に停泊中の難破船の中で、マトリのGメンの一人が撃たれて死亡し、もう一人が湾岸署に命からがら駆け込んできたんでやんす。(18回目) ところで、アチキたちは、所轄の…

由美姐、15,16,17回目。

粗筋。アチキは由美姐の命令で、マトリの捜査の手伝いをすることになりやした。横浜港に停泊中の難破船の中で、マトリのGメンの一人が撃たれて死亡し、もう一人が湾岸署に命からがら駆け込んできたんでやんす。(15回目) 六 十分後。深夜零時頃。 うちら…

毒笑小説、解体諸因

『毒笑小説』(東野圭吾) 破天荒な小説が多い。短編集。「誘拐天国」は、大金持ちの老人三人が、誘拐のために遊園地なんかを買い取ってしまう話。 他にも、蛙みたいな両生類でクリオネみたいな形をしていて、食べるとおいしくて、それ自体はIC基盤なんか…

由美姐12,13,14回目

明日は小説でいそがしく、あさっては仕事なんで、三日分でやす。(12回目) 二 電話の相手はトシどした。トシは、開口一番、切羽詰った口調で、喋り始めおした。「誘拐されたんだ――。大至急、由美姐の言うとおりにして。僕を助けに来て」 そう叫んで、野毛…

由美姐9,10,11回目

由美姐の続きだす。明日は仕事、あさっては一歩会(勉強会&呑み会)なので、三回分どすえ。(9回目) 八 道路を途中まで帰ってきたところで、いきなり企業舎弟さんたちに囲まれました。闇を劈いて、ハジキの発射時の閃光が走りました。脅しのようでした。…

悪党たちは千里を走る,押入れのちよ

『悪党たちは千里を走る』(貫井徳郎) 1、高杉と園部は詐欺師である。ある日、金本という金持ちの家に、小栗上野介の埋蔵金の話で詐欺を持ちかける。埋蔵金を発見したので、掘るのに一千万出してくれというのである。しかし、隣でリトグラフの詐欺をしてい…

由美姐、6,7,8回目

由美姐の続きでやんす。今日の分と、明日、あさっての分でやんす。明日は、9月に出す奴のアイデアが固まりかけてきたので、それにかかる予定で、あさっては、仕事でやんす。でもって、土曜日は小説の紹介なので、続きは日曜でがんす。(6回目) 五 十二月…

由美、3回目、4、5回目

(3回目) 二 一月前。わたくしが店の前を掃除しておりますると、「じゃまするぜい」というドスの利いた声がいたしまして、金地に赤の竜の縫い取りのあるジャンパーをひっかけたチンピラが二人、いきなり、入り口で立ちしょんべんをし始めたのでございます…

誘拐ラプソディ。翼ある闇

『誘拐ラプソディ』(荻原浩) これは、『小説キャラクターの創り方』(若桜木虔)の中でいう、キャラクターが面白いに該当するんじゃないかと思うの。 この中では、たまたま誘拐してしまうんだけど、その男が気が弱くて、誘拐される子供がおませで、やくざ…

由美姐

昨日、ファンの人に会いました。折角サインを出してもらったのに、気がつかなくってご免。勇気を貰ったので、久しぶりに小説をアップします。今回は、仕事がなければ毎日アップです。土曜日はいつものがあるので、そっちです。では、一回目。 (一回目) 第…

ルパンの消息、再発

『ルパンの消息』(横山秀夫) これは、『臨場』の隣に置いてあったので、つい買ってしまったの。まあ、横山だから、失敗はないと思って。いわゆるスリーピングマーダーだったわ。まあまあ面白かったわね。 帯から。女性教師の墜落死。テスト奪取事件。三億…