2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

巣立ち。お鳥見女房5

「巣立ち。お鳥見女房5」諸田玲子 恵以と久衛門が鷹を巡って言い争いをした。逃げた鷹の紐が鬼子母神の木の枝に絡まったのだ。久衛門はそっと捕獲しようとしたのだが、恵以は紐を切れと言った。結局紐を切ったのだが、二人は犬猿の仲になった。 恵以との婚…

鷹姫様。お鳥見女房3

「鷹姫様。お鳥見女房3」諸田玲子 和知の娘、恵以は久太郎との縁談を望んでいる。和知が直談判に来た。父は家柄のことがあって、断ってしまった。 久太郎は、鷹にけがをさせられた恵以の指の血を吸った。 お鷹屋敷では、この秋、飼育中の鷹が消える事件が続…

狐狸の恋、お鳥見女房4

「狐狸の恋、お鳥見女房4」諸田玲子 お捉飼場。鷹の雛を捕獲して、飼育、訓練したりする場所である。そこで鷹狩があるので、珠世の長男、久太郎は、でかける。お鷹狩の日、鷹の餌になりかけて子供を、久太郎は助けた。 源次郎が、やくざまがいの悪友、矢の…

蛍の行方。お鳥見女房2

「蛍の行方。お鳥見女房2」諸田玲子 作ったちまきが盗まれる。どうも近所に放浪している悪がきがいるらしく、そいつの仕業か。 君江は隼人が好きである。菊見に誘われた。「源太夫の子供も連れて行きます」と言ってしまった。菊見の日、君江は、ある茶屋で…

お鳥見女房

「お鳥見女房」(諸田玲子) 将軍の鷹狩に使われる餌を育てる役がお鳥見役。その一家の物語。 お鳥見役の組屋敷は、雑司ヶ谷、鬼子母神のそばにある。珠世は23を頭に4人の子持ち。そこに、昔、小田原で、当主から「家は広いし、一人住まいだ」と聞かされ…

弁護士探偵物語、天使の分け前

「弁護士探偵物語、天使の分け前」(法坂一広) 10回、「このミス」大賞なのだとか。この賞は、専門家が好きなんだよね。この本は弁護士が書いたもの。 「殺した記憶はない」と母子殺害事件の容疑者・内尾はいった。裁判のありかたを巡って司法と検察に異…

ヒートアップ

「ヒートアップ」(中山七里) この人は、蛙男からのファンなの。今回のは、麻薬取締管の話。 文調が前とはすごい変わって硬質な感じかと思ったら、最後は、すごい派手なドンパチ。でも、どちらもツボにはまっていて面白い。 筋。七尾は、麻薬取締管の中では…

オチケン探偵の事件簿

「オチケン探偵の事件簿」(大倉崇弘) この人は、ものすごくよく調べている。前のペット探偵の時もそうだった。特に落語に関sしては、好きなのか、ものすごい知識が広い。そのせいで、面白い物も、そうでない物もあるのだが。この本に関しては成功している…