2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

貴族探偵VS女探偵

「貴族探偵VS女探偵」麻耶雄嵩 1・白きをみれば。 探偵の愛華は、友達の紗千の招きで、別荘に来る。そこで人が殺されている。笹部。 井戸のそば。スリッパに血。階段にも転々と。凶器は短い棒。天井の梁に、凶器のぶつかった跡。凶器は短いから、紗千が犯…

灰色の虹

「灰色の虹」(貫井徳郎) この前の「ドミノ倒し」も面白かったけど、今回は、全く逆。ものすごく堅い文章で、なかなか面白かったわ。 後ろの解説を読んだらーー身に覚えのない上司殺しの罪で、刑に服した江木雅人。出所後、江木は、7年前に自分を冤罪に陥…

交渉人・籠城

「交渉人・籠城」五十嵐貴久 TVJ(テレビ局を占拠して大金をせしめる話)の時からのファンなの。あれから比べると、ずいぶん地味かな。かったるい部分を削って、最後に殺人犯小畑のことがテレビで話題になるわけだから、ネットなどで、小畑の本当の写真が…

金雀枝荘の殺人

「金雀枝荘の殺人」今邑彩 面白かったわ。途中、一年前の殺人、さらに数十年の前の殺人まででてきたときは、少々うんざりしたけど、最後の最後まで予想を裏切ってくれて、超面白かったわ。この人は天才ね。おしい人を亡くしたわ。 アンナ、類、乙彦、冬摩は…

悪夢の6号室

「悪夢の6号室」木下半太 この人は、本当に裏切らないわ。今回も、超スリリングで面白かったわ。 壇蜜でドラマ化ですって。確かに、映画にするには、ちょっと中途半端だわ。楽しみ。 筋。海沿いのモーテル。5号室では、父の愛人と2億円を持ち出した暴力団…

清須会議

「清須会議」三谷幸喜 彼はファンだから、映画も見たいけど、その前に本を買ったの。 時代劇は、私も書いているけど、なかなか進まないのね。たとえば、服でも、現代ものだたら、ベルサーチのぎらぎらのジャケットに、ビンテージジーンズ。XX年代。20万…

ビターバレーの鴉

「ビターバレーの鴉」弐藤水流 帯に面白そうなことが書いてあったので買ったのだけど、全然面白くない。途中でやめた。元公安だったのかな? 公安のうんちくばかりで。ちっとも事件が起こらない。超、つまらない。

狂う

「狂う」西沢保彦 この人、大ファンなんだよね。今回も裏切らなかったわ。超面白かった。 筋。鳴沢は、同窓会名簿に奏絵(かなえ)の連絡先がなかったことで落胆。初恋の人なので、どうしても知りたかった。軽音楽部の友達Aと会った。彼はずっと親しかった…

彼女のために生まれた

「彼女のために生まれた」浦賀和宏 超面白かったわ。メフィスト賞から出てきた人なんだとか。こんな面白い人が隠れていたなんて、驚きだわ。 筋。銀次郎の母が、高校の母校の同級生の渡辺に殺されるの。その後、渡辺は母校の屋上から飛び降り自殺。遺書があ…