2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

映画 謎解きはディナーの後で

「映画 謎解きはディナーの後で」東川篤也 宝生麗子と影山はでいなークルーズに出かける。二人の乗ったのは、宝生家の作った豪華客船で、止まる部屋は麗子スイート。 この船には、Kライオンをシンガボールまで送り届ける警備のために、風祭り警部が乗ってい…

お召し上がりは容疑者から

「お召し上がりは容疑者から」似鳥鶏 1,喪服の女王陛下のために。 語り部は兄。料理店をしている。探偵役は弟。元警部。今はパティシエ。 捜査にさいし、刑事ではないのに、刑事、検察官、と堂々と偽るのが面白い。 被害者が崖から転落死したらしい。小沼岬…

祈りの幕が下りる時

「祈りの幕が下りる時」東野圭吾 「麒麟の翼」みたいな感じ。じっくり調べていくと、それぞれの人生があぶりだされてくるの。途中、ちょっと飛躍した推理もあるけど、心にずっしりと響く感じね。 筋。百合子という女性が、横山の部屋で殺されるの。百合子は…

舞田ひとみ、14歳、放課後時々探偵

「舞田ひとみ、14歳、放課後時々探偵」歌野晶午 1・白プラス赤イコール白 強引にインドネシアの地震の募金を集めている女がいた。一口5千円とか言って、一万以上募金させることもある。インドネシアには、ここ2年以内に地震はない。不審に思った。米田…

問題物件

「問題物件」大倉崇弘 超ぶっとんでいて、面白い。ある不動産やに就職した主人公の女子が、色々な問題物件の所へ行かされる。そこに、犬頭の男が現れ、次々と解決していく。 この犬頭、超、口が悪くて、必要とあらば、平気でドアをぶち破る。隣の証人が口う…

ポリス猫DCの事件簿

「ポリス猫DCの事件簿」若竹七海 事件がてんこ盛りで猫の手も借りています、と帯に書いてあったけど、本当にそう。事件だらけ。小さい事件から、大きい事件まで。それが、猫島の刑事の口を借りて軽妙に語られるので、飽きない。かといって、特筆するほどで…

殺意は必ず三度ある

「殺意は必ず三度ある」東側篤也 何か、前に読んだような気もする。前に紹介してたら、メンゴ。 ユーモアミステリーだそうで。確かに、生徒会長が飛龍館球場をバーさんに聞く場面は、そうとも思えるけど、あんまりユーモア感はない。 で、筋。 三バカとりお…

三分の一

「三分の一」木下半太 品川ヒロシが映画監督だそうで。品川はいい仕事をしたわね。自分の作品を映画にするのは誰だってできる。人の作品を映画にして初めて一人前よ。この作品を気に入って映画にするなんて、本当、才能あるわ。 で、筋。 健とシューとコジが…