2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

盗人

「盗人」(田牧大和) これも、時代小説の勉強のために買ってみたの。で、感想。文章はご立派。修飾語がたんまりついて、むずかしい言葉もたっぷり入って、実にご立派。でも、内容はよくわからない。どうも、盗人の甲斐が主役らしい。短編集なので、それぞれ…

神渡し

「神渡し」犬飼六岐 時代物の勉強のために買ったんだけど、つまらなかった。ミステリーって書いてあるけど、どこがミステリーなのって感じ。ミステリーっていうからには、誰が何のために、どうやって殺したのかは、細かく書かなきゃいけないのに、そこがすっ…

ぼんくら下

「ぼんくら下」宮部みゆき 7.親戚に弓の助という男の子がいる。道ゆけば、女が皆振り返る。眉目秀麗。それに頭がいい。二人で、鉄瓶長屋を湊屋が、空家にするわけを考えてみる。それにその推理が正しいのかも。 まず、権吉を博打に誘い込んだのが、本当に…

ぼんくら上

「ぼんくら上」(宮部みゆき) 1・殺し屋がきて、兄さんを殺していったんです。江戸深川の鉄瓶長屋で、八百屋の太助が殺された。妹はこう訴える。しかし、夜、橋のたもとの番人のそばを通った人はいない。その夜、評判の良かった差配人が姿を消した。 煮売…

封鎖

「封鎖」(仙川環) 山奥の村。平原登喜蔵(老人)が38度の熱。病院にいかず、翌朝死亡。大量に吐いて、吐血。杏子発見。看護師の春香。杏子から聞いて、登喜蔵の所へ行ったが、登喜蔵が大丈夫と言ったので、診療所へ連れて行かなかった。 新島医院の医者…

「謎解きはディナーの後で。3」(東川篤也)

「「謎解きはディナーの後で。3」(東川篤也) 1・犯人に毒を与えないで下さい。 恋ヶ窪、老人が部屋で死んでいた。タオルなどの日用品に紛れて、ペットボトルが一本。八分目まで水。青酸カリの中毒死。死人の名。桐山健作。大農家。ウド。 家族。妻、信子…

ナナフシの恋

「ナナフシの恋」(黒田研二) この人は、軽くて、サクサク読めて、デビューから大好きなんだよね。これにも、大事な恋のことが、ほとんど占いとかおまじないで決めてあって、唖然としてしまうんだよね。 筋。ある中学校。真帆が校舎の三階から飛び降りて重…