2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

人魚姫

「人魚姫」北山猛邦 アンデルセンの人魚姫が、ナポレオンの時代に、デンマークの王子を殺したという物語。いいのよね。こういうファンタジー。ほんわかしていて。心が温まるのよね。で、ミステリーだから、XXであるならば、XXでなければならない、など、…

スナッチ

「スナッチ」西沢保彦。 SF。で、ミステリーではない。なので、つまらない。これも、ゴーストが書いたみたい。 ある日、エイリアンの雨が降ってくる。それを浴びた人は、二重人格みたいになってしまう。主人公のAも、30年経って元の人格がよみがえる。 …

ぬいぐるみ警部の帰還

「ぬいぐるみ警部の帰還」西沢保彦 短編集。本当に、この人は、超超超天才だわ。それに、このシリーズは、超ハンサムな警部を、警部補の女性が好きになってしまうものだが、頭の中で、ああされたいとか、こうされたら、こうしようとか、果てしなく妄想が広が…

教場

「教場」長岡弘樹 「傍聞き」が30万部ヒットした人の第二弾。長編のようだけど、短編の集まり。正直言って、超読みにくい。わかりづらい。なぜか? 極限まで主語が省略されているから。それに、状況説明もしてくれないから。 何回も読まないと、よくわから…

望郷

「望郷」湊かなえ 短編集。直木賞の候補になっていたので読んでみました。まず、ミステリーではない。そこからして、買って失敗したと思った。とりたてて面白くない。 しいて言えば、姑の愚痴を語る女のドラマとか、夫が失踪して、そこへ近づいてくる男のド…

三階に止まる

「三階に止まる」石持浅海 短編集。「三階に止まる」は前にも紹介したけど、秀逸。 1・宙鳥かご 主人公の朴は、志保をゴンドラに誘う。志保の元恋人が一年前、先輩のストーカー女にバーで殺されたのだ。その元恋人は、研究室で、ストーカーされていた。自分…

腕貫探偵、残業中

「腕貫探偵、残業中」西沢保彦 この前紹介した腕貫探偵の続き。目から鱗の面白さ。ただし、第三弾、「モラトリアム」はつまらない。ゴーストが書いたくらいつまらない。 1・体験の後 (僕、70歳)はレストランで夕食をしていた。そこへ3人組の強盗が。ス…

いつか二人は二匹

「いつか二人は二匹」西沢保彦 もうずいぶん前に読んだ奴で、アップしたかどうか、忘れたので、アップ。内容もうろ覚えだけど、すごい衝撃を受けたのは覚えている。やっぱり、この人は天才だわ。 まず、主人公は、何かの拍子に猫に魂が入ってしまうの。でも…

オーシティ

「オーシティ」木下半太 未来の大阪シティが舞台。巨大なギャンブルシティになっている。その一番大きいギャンブル場から6億を盗め、と冷血なAに命令される、絵本探偵の羽田。夫婦の殺し屋などに狙われながら、仕事を成し遂げる。 感想。肩に力が入りすぎ…