2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

はぐれ長屋の用心棒

「はぐれ長屋の用心棒」鳥羽亮 まずは帯から。 鏡新明智流の遣い手、花町源九朗は、家督を息子に譲り、自由気ままな長屋暮らし。ある日、なにやらわけありの迷い後を長屋に連れ込んでくる。聴けば、旗本の妾バラの子で、追手から身を隠しているらしい。5千…

天狗と花魁

「天狗と花魁」幡大介。 千両役者捕物帳の第三弾。 まずは帯から。 類まれな役者の才を持つ女形でありながら、素性を隠して、同心稼業に生をだす千代丸。美貌に加えて、旅芸人一座と影目付の黒鍬組の助力で、江戸の町民の人気を得た役者同心は、江戸の町に夜…

姫様御輿入れ

「姫様御輿入れ」幡大介 千両役者捕物帳の第二弾。まずは帯から。 将軍の娘、溶姫が加賀へ嫁ぐ慶事で、好景気に沸く江戸の町。女形であることを隠しつつ、桜山家で同心を務める千代丸に、前田の家紋が入った椀の詐欺事件が持ち込まれる。さらに姫の出自を理…

春の剣客

「春の剣客」幡大介 大富豪同心の13段だそうで。 まずは帯から。 隠密廻りを解かれた後も、相も変わらぬ放蕩ぶりを貫く、八巻卯之吉。彼の元に、大名の家中を名乗る美少年侍が現れた。卯之吉を江戸一の辣腕同心と勘違いし、内密に仇討相手を探してほしいと…

千両役者捕物帳

「千両役者捕物帳」幡大介 まずは帯から。 藤本仙太郎率いる旅芸人一座の千代丸は、本来は気弱な役者だが、たぐいまれな美貌と天性の演技勘から、千両役者と誰もが太鼓判を押す逸材。江戸で興業を立ち上げて、大評判になったのもつかの間、同心の息子と娘を…

盗みとバラの日々

「盗みとバラの日々」赤川次郎 夫は泥棒、妻は刑事だそうで。 この人のは、設定が面白くて、とても勉強になるわ。今回は、その設定があまり生かされていなかったようだけど。 筋。城の内大富豪のぱーてぃ。夫は79歳のおじいちゃん。会長。妻は20台の美人…

秘密にしてたもれ

「秘密にしてたもれ」沖田正午 陰聞き屋重兵衛の第四弾だそうで。陰聴きやというのは、悩み事を聴く仕事。さらに解決までしてやる。ランクがあって、20両と10両。今の金にすれば、200万と100万。結構高い。沖田正午というのは、もっと軽い作品でデ…

ジュリオ

「ジュリオ」木下半太 この人のはもれなく買うの。でも、このシリーズは今一ね。設定は、未来の大阪。暴力と麻薬に支配された町。となると、ハードボイルドね。でも、今一個性がないの。文章に。大沢在昌みたいな癖がないの。だから、入っていけない。うーん…

糖尿病の教育入院で2週間お休みしました。また今週末から継続します。