2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

夜烏おきん、御宿かわせみ12

「夜烏おきん、御宿かわせみ12」(平岩弓枝) 1・酉の市の殺人 おおとり大明神の祭り、葛西花又村のおおとり神社。浅草、橋場までは船で、そこから 陸地をいく。屋根船、こたつあり。 御納戸色の小紋に、繻子の帯、色っぽいお内儀をみかける。旦那は地味…

ほお付きは殺しの口笛。御宿かわせみ7

「ほお付きは殺しの口笛。御宿かわせみ7」平岩弓枝 1・春色大川端。 材木商檜屋の主人が木曽で死んだ。伴の物とはぐれ、山の中で。娘お志津がかわせみへ 相談に。店で、味噌汁に毒物がはいっていた。店の連中が腹を下した。 当主には妾がいる。浅草の橋場…

赤猫異聞

「赤猫異聞」(浅田次郎) 時代物に転向したから、言葉の勉強だと思ってよんでみたの。その点では役に立ったんだ けど、内容は今一だったわね。後から本人が回想しているので、あんまりスリルとサスペ ンスがないの。途中、ベランメー調になるところは、ちょ…

白萩屋敷の月、御宿かわせみ8

「白萩屋敷の月、御宿かわせみ8」(平岩弓枝) 1・美男の医者 芝増上寺の片門前に住む、藍染め職人の兄妹、佐太郎、おもんが相談にくる。 尾張町の四条屋の染物を大量に引き受けていたが、2年前から支払いが滞っている。 そうこうするうちに、四条屋(大…

狐の嫁入り・御宿かわせみ6

「狐の嫁入り・御宿かわせみ6」(平岩弓枝) 1・師走の月 日本橋、馬喰町4丁目。茶問屋、東竜軒。畳替えとふすまの張り替えをしていた。 主人の市衛門が50両の金を置いておいて、なくなったといった。女中たちに聞いていた が、やがて、勘違いで、あっ…

虚像の道化師。(ガリレオ7)

「虚像の道化師。(ガリレオ7)」東野圭吾 1・幻惑す。 山の中の振興宗教。教祖が超能力を使えると噂で、急成長している。そこへ取材が入る。 細長い部屋。窓は開け放ってある。教祖がAの心に濁りがあるという。金を使いこんで いるだろう。Aは否定。する…

御宿かわせみ4.さざんかは見た

「御宿かわせみ4.さざんかは見た」(平岩弓枝) 1・山茶花は見た。 万石屋主人の相談。 強盗に入られて、千両を盗まれた。おきくが騒いで、まそ廟で3人を捉えた。 おきくは、手水場から見ていて、強盗の腕に入れ墨があったと証言。それで、 島送りになっ…

幽霊殺し。御宿かわせみ5

「幽霊殺し。御宿かわせみ5」平岩弓枝 1・恋ふたたび。 かわせみの納屋に小さい子(5歳くらい)が迷子になって、一晩過ごしていた。 日本橋本町三丁目、中村屋伊兵衛、正吉、5歳と書いた下着を着ていた。 中村屋に知らせると、大騒ぎをしていたが、当主…

猫始末、オサキ婚活する

「猫始末」(お医者同心中原龍乃介)和田はつ子 お医者同心と書いてあるから、死体を見て死亡推定時刻を出したりするのかと思ったら、 まったく違う。ただカミツレとかを処方して、いらいらを鎮めるだけ。それでお医者同心 ?詐欺じゃない? それから、薀蓄…

はやぶさ新八御用帖、大奥の恋人

「はやぶさ新八御用帖、大奥の恋人」(平岩弓枝) 新八は、根岸肥前の上の内与力。内藤新宿のお鯉のところから帰る途中に切り付けられる。 袈裟がけの名手。近くで人が切られていた。それを見たと勘違いされたため。 切られたのは、日本橋本石町、京菓子屋鶴…