2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

お化け大名

「お化け大名」幡大介 大富豪同心第6弾。まずは帯から。 田舎大名の上屋敷で、幽霊騒動が起き、怨霊に取りつかれ、おびえる藩主。吉原遊びで、八巻卯之吉の辣腕同心としての名声を聞いた藩主は、化け物退治を依頼する。お化けは嫌いなのだが、持ち前の野次…

遊離の旋風

「遊離の旋風」幡大介 大富豪同心の第五弾だそうで。まずは帯から。 遊弥朗気取りで吉原遊びを楽しんでいた内与力の沢田彦太郎が、遊女殺しに巻き込まれ、下手人扱いされる窮地を脱するために、思いついたのが、八巻卯之吉に吉原同心を命じ、身の潔白を証明…

御前試合

「御前試合」幡大介 大富豪同心の第四弾です。 今回は、今一だったわね。 まずは帯から。 吉原で放蕩三昧しようとしていた時、剣道道場の火事に出くわした見習い同心の八巻卯之吉。どうやら、押し込み強盗に家宝の名刀「豊後業平」をうばわれ、火をつけられ…

上州騒乱

「上州騒乱」幡大介 公事師、卍や幸太夫三代目。 つまらない。薀蓄ばかりで、超つまらない。クソつまらない。途中で投げ出した。 大富豪同心みたない面白い者が書けるのに、なんで、こんなにつまらないか、わからない。 思うに、主人公を女にしたから、美人…

一万両の長屋

「一万両の長屋」幡大介。 大富豪同心の第三弾だそうで。 まずは帯から。 5年前、一万両もの大金を盗み、大阪に逃げた大盗賊の夜霞の次郎べえの一党が、江戸に舞い戻ってきた。南町奉行所あげて、探索に奔走するが、見習い同心の八巻卯の吉だけは、吉原で放…

甲州隠密旅

「甲州隠密旅」幡大介 大富豪同心も12段だそうで。この辺になると、薀蓄もかなり出尽くして、戦いばかりで、スリルとサスペンスで、面白かったわ。 まず帯から。 八巻卯の吉の尽力で、旗本坂上家の当主となった権七朗だったが、祖母の英照院の不行跡の責任…

天狗小僧

「天狗小僧」幡大介 大富豪同心だそうで。あれの真似ですなあ。大富豪デカ。 金貸しの息子を、同心の株を買って、強引に同心にしたとか。主人公の卯ノ吉は、全然やる気がなくて、毎晩、吉原で芸者遊びをしているの。 たまーに、悪人から切り餅(25両の束)…

身代わり

「身代わり」西沢保彦 かなりトリッキー。最初はよくわからない。二つの関係のない話が淡々と進む。それがつながりが見えたところから、俄然面白くなる。 まず、目撃者。Aが夜の公園で男女の争うのを見る。女がB子。男がC男。明らかに、B子をC男が襲お…