時限発症

5・24(日)
「時限発症」小説。仙川環
この人のも漏れなく買うの。医療サスペンスだから、ちょっと変わっていて面白い。
これも、検疫官・西條亜矢の事件簿だし。
筋。アフリカへ取材旅行に出かけた老ジャーナリスト・葛木が、帰国直後に姿を消すの。で、葛木の娘は、エボラにかかっていたんじゃないと疑って(熱があったから)、西條亜矢に連絡。でも、亜矢は、葛木の行ったA国hでエボラは発生していないという。しかし、心配なので、成田について行って調べてくれる。すると、空港の従業員の話から、中年の地味な服の女と出ていったとわかる。ものすごく目立つ黄緑のリュックをもっていたから。
で、葛木のメモを調べると、新世界日報から、新しい感染症について調べるように依頼されたとあり、通帳には、百万が振り込まれていた。
世界日報の荒木(つぶれそう)に逢うと、そんなことは頼んでいないという。
で、困って、ネットで調べていると、かつて、B社(製薬会社)がA国へ、無償で、感染症の薬を送っていたとわかる。B社へ行くと、今ではもう送っていないという。しかし、奥平という研究者が、是非、自分をA国へ送ってほしいと言ってきたと教えてくれる。
で、ネットで奥平のことを調べると、千葉の研究所にいる。さらに、彼のブログを調べると、千葉のC病院へ通っていたことがわかる。それで、C病院へ行く。すると、そこはつぶれているが、奥平のバイクがあり、奥平を捕まえる。C病院の院長は死んでいるが、そこの院長夫人は昔、革命家で、美人で、服は地味と教えてくれる。それで、空港で、葛木を連れて行った女は、C院長夫人だと断定。同じ頃、新しい感染症の患者を隔離しているので、拡散されたくなかったら、総理が辞めろという脅迫状が届く。
おsれで、急いで、C院長夫人を探す。葛木をどっかへかくしているのか? 感染症が発症したら、命が危ない。
それで、ネットで調べると、荒木と親しいことが判明。それで、かくしているのは荒木だと断定して、再度、荒木の処へ。そこで葛木を発見。どうにか間に合った。
感想。何の手掛かりもない処から、素人捜査で真相にたどり着く。面白かったわ。

情報
ジャックス。