海鳥の眠るホテル

5・26(火)
「海鳥の眠るホテル」小説。乾緑朗
この人は、「完全なる首長竜の日」からのファンなの。今回は、技巧に走っているわね。いやになるくらい。ミステリーでも、なんでもないから、技巧にでも走らないと許されないんだろうけど、ちょっと走りすぎ。
一人目。カメラマン志望の千恵。美術モデルをしている。実は、この人は、途中で死ぬ。でも他の人の場面では生きて登場していて、時系列がわざと滅茶苦茶になっている。彼女は訪れた廃墟で何者かの気配を感じる。
二人目の主人公は、認知症を患う妻の介護に専念する康夫。実は、彼は、千恵の父。途中で、二人は出会って、関係が語られる。
三人目の主人公は、廃墟ホテルに住む、記憶を失た男。彼は、ホテルで、一眼レフカメラをもった女性を見つけ、彼女を追う。実は、彼は、千恵のストーカー。最後のほうで、千恵を殺してしまって、自分も記憶を失ったことが語られる。つうことは、彼の見たのは、千恵の幽霊?
ここもわざと時系列が乱してある。説明を難しいので、読んで。小説を書いている人なら、参考にはなる。

情報
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