猫又お双と消えた令嬢

9・12(土)
「猫又お双と消えた令嬢」周期律
猫又いいですねえ。私は時代劇にぬらりひょんとか出そうと思っているので、買ってみました。
メフィスト賞で出てきた人だそうで。あれかな? ホールの中に水を入れて、死体を棟の上にひっかけたやつ。これは、面白かったわ。密室もあるけど、二重窓がレールになっていて、動くの。大がかりでよかったわ。
で、今回の。まず時代設定が湯川秀樹ノーベル賞を取ってまもなく。戦後なんだけど、戦前の感じ。A家に令嬢がいるの。没落貴族で、数千マンの借金があるの。それを、大福家のぼっちゃんと結婚すれば、棒引きにしてくれると約束して、婚約したの。大福家は金貸し。
で、令嬢を誘拐するという手紙が、A家の部屋に数回にわたって出現するの。
で、問題の夜。停電するの。で、令嬢の部屋は十号なので、そこへ行くの。すると、令嬢はいるの。で、誘拐されると困るので、十号の部屋のキーとマスターキーを父にあずけるの。このうちは、部屋の中からでっも、キーがないと出られない。父は鍵をかけるの。
で、リビングへ戻るの。上から悲鳴。それd、十号に行ってみると、令嬢が消えているの。密室なの。
で、謎解きに行ってしまうけど、10号のプラカードを8号にかけておいたの。全員が言ったのは、8号。でも、だとすると、8号のキーでないと部屋の鍵は締まらないわね。だとすると、8号の部屋の鍵を渡したことになり、これだと、自分は、出られなくなってしまうわね。変。やっぱ、中から自動ロックでないと。いや、でも、そうすると、密室でなくなってしまうから、10号のカギは共犯者に渡したことにしないと。それなら、共犯者が、マスターキーで、8号を閉じることができるから。
と、ミスが判明したところで、犯人は令嬢自身。彼女には、恋人がいた。そいつが共犯。令嬢は、8号のキーは持っていたので、自分からでた。
ま、その前に、父は月に数万もするような保険を娘にかけていたので、誘拐が判明すれば、数千万が手元に入るから、父が犯人じゃないかって、推理もでるの。でも、これは、失踪だから、7年またないと、ダメ。
感想。猫又がフクロウと話ができて、フクロウの証言が出るなど、ほんわかとして、面白い。

情報。新宿御苑前の屋内のお墓。