不可思議な殺人

「不可思議な殺人」アンソロジー
これは、「不条理な殺人」があまりにも面白かったから買ったの。でも今一だったわね。では筋。
1・琵琶湖周遊殺人事件。西村京太郎。
A刑事が琵琶湖のほとりをサイクリングしていて、腿を撃たれるの。サイレンサー付きの銃らしい。そんなもの、プロでもなきゃ、持っていない。調べると、3人くらい銃でタイヤを撃たれて、パンクしている。で、推理。この地では、サイクリングの日本大会が開かれる。それに賭けをしているB組とC組という暴力団がいる。そのどちらかが有力選手の自転車を狙って狙撃するのではないか。案の定、そうだった。今一。
2・背信の空路。津村秀介。
ある男が、女にふられて、ハイジャックを考える。そして、実行。墜落させようとする。でも、失敗。それだけ。
3・遠い約束。小杉健二。
ある女性の母に、シマネカツコという名で、毎月振り込みがある。35年に渡っている。母に問うと、父がその人をかばったんじゃないかという。父は、ある女性が夫のDVを受けているのを見かねて、その夫を差して殺した。服役して、死。
主人公は、母の話を頼りにして、相手の女性を探しだす。そして、実は、その女性の付き合っていた人が犯人なのだが、付き合っていた男の母が癌で、身代わりに父が出頭したのだと突き止める。じわーんとくるけど。それだけ。
4・黒苗。鳥羽亮
主人公は不動産屋で、部屋を探しに来たA子を殺して宅地に埋める。よく日、駅の黒板に、{A子、死体、ネックレス}などと書いたメモを見つける。
それが三回ある。心配になって、その土地を見に行く。上のナスの苗を植えていたが、堀おこされていない。その後も、黒板にメモは続く。ノイローゼ気味になって、死体を掘り起こす。すると、後ろにA子の父が。父は、A子の足跡をたどって、不動産屋だと辺りを突け、主人公を脅していた。まあまあおもしろかったわ。
5・浚われた奴。
主人公は、A子から借金650万の返済を求められていた。そんなある日、男の子B男がまよいこんでくる。主人公は、B男の乗っていた自転車の名前から、電話帳で調べ、B男の自宅へ電話。結構なお金持ちらしい。ためしに800万で誘拐したと言ってみる。相手は、出すと言う。で、決行。受け渡しは黒犬の首の袋に入れさせ、川を渡って、走り去らせる。しかし中に入っていたのは、チラシ。で、またB男の家へ電話。すると、相手は、息子は帰っていると言う。それでB男を問い詰める。すると、あれは盗んだ自転車で、自分はC男だと言う。それで住所を聞いて、行ってみる。すると酷い貧乏。でも、小料理屋をやっている。板前を探していると言う。それで、650万必要だと言うと、夫の生命保険があるので、貸してくれる。で、A子に借金を払う。帰り、黒犬に飛びつかれる。その後ろから刑事が。実は、B男宅は、警察に電話して、事件になっていた。黒犬から足がついた。
面白かったわ。
5・さけた脅迫。中津文彦
主人公は浮気をする。その時、相手の電話番号(7227)は、どこかで見たことがあると思う。主人公は、保険会社の社員。で、社に帰ると、7227のナンバーの書類がある。それは、大会社の重役。つまり、浮気相手は、その重役の妻。で、相手の女を強請る。電話番号は、NTTで聞いたと言うが、それは転送されていた。つまり保険会社の人でないと知りえない情報。で、逮捕。よくわからない。
6・愛の時効。五十嵐均。
 よくわからない。
7・右岸の林。梓林太郎。
犬が、山で、女性の遺体(A子)を、吠えて、知らせた。さらに捜索すると、そこkら50メートルくらい先に、B斧刺殺死体が。聞き込みをすると、A子とB男は不倫関係。A子の部屋の近辺を聞きこむと、3年前までキャバレーに努めていた。B男とは別の中年の紳士(Cお)の愛人をしていた。だが、3年前、C男の会社が倒産。それでC男と別れた。
感想。よくわからない。
8・12単の殺人。山村美沙。
A子が殺された。ダイインングメッセージは、12単の男。キャサリンは、彼女の好きだと言っていたB男とC男を怪しいと推理。B男とC男は日本史の教授で、12単に詳しい。
A子がD山に行ってから様子が変だったという情報kら、D山に行く。すると、E子が殺されて、指だけが覗いている。E子は、B男、C男と付き合いがあって、妊娠までしていた。
キャサリンは推理。A子はたまたま犯人がE子を殺して埋める床を目撃してしまた。で、慌てて降りたので、後姿を見られた。ところで、A子は、犯人を知っており、庭で12単という草を育てていたのも知っていた。それで、犯人は12単の男とメモに書いたが、そこで殺された。はたさんかな、B男は、庭で、12単を育てていた。
感想。面白かったわ。特に、E子は知らないが、犯人の顔を知っているという推理が。

情報
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