2006-05-15から1日間の記事一覧

『昭和探偵伝・絆』三回目

前回までの内容 第一章 昭和三十二年、十月四日、午後九時。僕(小林星矢十五才)は、小諸、懐古園の脇の叢で死体を発見し、ヒデさんと兄の恭介さんに報せる。ヒデさんは死体の財布から勝手に何かを盗む。 捜査が始まると、第一発見者は僕ではなく、八時には…