2016-12-30から1日間の記事一覧

初物語り」続き

「初物語り」続き 4・凍る月。河内屋の貰い物の荒巻じゃけが消えた。数日後、奉公人のお里が、自分が盗んだと言って、そのまま出ていってしまった。ところで、当主は、松太郎という。上総の国の百姓の息子。丁稚10年で、娘と祝言を挙げた。二代目当主にな…