テルマエ ロマエ、超ライトノベル実践作法

テルマエ ロマエ』(マンガ)
マンガ大賞受賞だそうで。ローマ時代のお風呂の設計士が日本の現代の風呂にタイムスリップしてきて、それをヒントに古代ローマで活躍する話です。



『超ライトノベル実践作法』(若桜木虔・バーバラアスカ)
テルマエ ロマエ」もそうですが、ライトノベルではタイムトラベルは非常によく使われます。逆にこれを使えば、青春、て感じです。ミステリーでも、貫井徳郎の「さよならの代わりに」のように、タイムトラベルで、胸キュンのものもあります。なので、この本をとりあげてみました。

(5分でわかる、ライトノベルのコツ)
1、書く前によくアイデアを練り、「決まりごと」をきちんと守る。
2、大事なところだけをしっかり考える。大事でないところは考えない。
  これは重要です。タイムトラベルにするとか、恋愛にするとか、魔法ものにするとか、体育会系にするとかを考えるのは重要。でも、よく、一言に三日も考える人がいます。そういうのは、あんまり重要ではないような気がする。
まあ、後から気になったら考えればいいさ、くらいで流して、とにかく書いてしまうのが重要。

3、アイデアが浮かんだら、即座にメモ。筆記用具を書いてでも目もしよう。
  だそうです。

4、人と違う作品を書いてラノベ新人賞に応募しよう。
5、ライトノベル以外の本を読んでライトノベルを書こう。またはライトノベルを読んで他のジャンルの小説を書こう。
  これはよく言われることです。ライトノベルというと魔導師がでてきて、主人公が悪魔と戦うとか、ほぼ決まったジャンルが多いので、選者は飽き飽きしていている。
なので、他のジャンルが出てくると、それだけで嬉しくて最後まで読むのだとか。
  あと、前年度の受賞作品には目を通すべき。というのは、前年度と同じジャンルは落とされる可能性が高いからです。
大人向けのミステリーでも、前年度が自衛隊ものだったら、どんなにレベルが高くても、次の年はこのジャンルは落とされるものです。
私は、こういうのを避けるために、できるだけ多くの作品をブログに取り上げているのですが。参考にしてもらいたいものです。

  他にも、非常に参考になる記述が沢山詰まっています。ライトノベル以外のジャンルの人にもお勧めです。 


来週は『久遠』(上)と(下)の予定。
今週面白かったのは、「フライト・プラン」かな。ジョディ・フォスターは最高だわ。