花の鎖、鬼

「花の鎖」(湊かなえ
AとBの話が交互に語られる。二つは時代が違う。そしてAの中の一人がBの重要人物。「慟哭」方式だわね。これは使えるわ。

「鬼」より「たつまさんが殺した」(今邑彩
他にも、行きの山荘でであった一団。彼らは恋人を指名するのかと思いきや。心中をする相手を探していた、とか。なかなかに怖い話ばかりの短編集。彼女は本当に才能あるわね。

追伸。今週面白かったのは、「湯けむり殺人事件かしら」。パック旅行中に、A男が殺されるの。恋人のB子の部屋のノブにA男と同じDNAの血液がついているので、B子が疑われるの。B子は、この旅を終えたら、娘のC子を元夫のD男に戻すつもり。で、今度は、元夫のD男が殺されるの。松本で。死亡推定時刻(9時)、B子は上田にいてアリバイあり。D男の今の妻のE子も9時には上田からツアーガイドに電話していてアリバイあり。GPSで照明された。しかし、ツアーガイドが鈴の音が電話に入っていたことから、疑問を持つの。
B子の携帯には鈴がついているけど、E子のケイタイにはついていないの。そして、次の日、今度は、毒で、B子の娘のC子が殺されそうになるの。C子はその毒の入った飲み物は、E子からもらったと証言。さらにB子とE子の腕にはDVの跡があるの。で、なぞ解き。D男を殺したのは妻のE子(DVの耐えかねて)。E子は、B子の娘のC子に携帯をかける。その時、B子は、警察に呼ばれていていないので、Bこの携帯を使って、C子がツアーガイドに電話。携帯を二つ重ねて会話をさせる。で、E子は上田にいたように思われる。(簡単なトリックでいいわね)。それを喋られると困るから、毒でC子を殺そうとした。A男を殺したのは、E子の愛人のF男。A男がD男を脅迫していた。D男が死んだら、E子を脅迫されると思ったから。

あと、菊川玲のも面白かったわ。ちょっと複雑なので、内容はカット。

追伸2.今週も叫ぶわよ。乙に会いたいーー。