公証人

「公証人」は地味だけど面白かったわ。渡瀬恒彦のね。
ワイナリーで有機農法でワインを創っている女性(A)がいるの。兄のBはそこを売ると言うの。でも半分は叔母さんのもの。境界線が不明。それで公証人のところへ来たの。で、誰かが畑に毒をまいたの。翔太はBだと主張。でも、公証人は違うと推理。だって、毒薬が巻かれたら、売値が下がるから。
その後、兄(B)が死亡。薬の噴霧器をもって、ワインのタンクに薬を入れようとして間違って吸入したようにみえる。
で、翔太がひっぱってゆかれる。兄の爪の間に皮膚片が入っていて、それが翔太の物と一致したから。
所で、兄は5年前にヨットで事故。ヨットクラブにゆくが、オーナーが何か隠している。で、戻るけど、事件のあった夜、翔太が見張りをしていた。そこへ兄がきて喧嘩になって、その時皮膚片が入った。でも、殴っただけ。で、その夜、翔太はスクーターを倒して、ミラーを割った。車やで、そのスクーターを発見。それは、元東洋新聞の記者、Cの物だった。
でも、Aは、その夜、Cにワインを飲ませたので、スクーターは置いて帰ったと主張。その後、兄は買主ともめていたことが判明。
ところで、5年前の事故を調べる。すると、兄は5年前、車で事故を起こした際に、歩いていた女性を巻き添えにして死亡させたことが判明。でも、金は持っていたので、示談でかなりの金を払って解決。でも、婚約者がいて、復讐してやると言っていた。その女性は、東洋新聞の記者だった。それで、Cに目をつける。公証人はAとCに嘘をついて呼び出す。「納屋に足跡があったと」。すると、Aは消そうとするが、Cが来て、自分がやったと告白。動機は、復讐だった。

ここで告知。「バトルロワイヤル」とミステリーが融合した私のミステリー「殺戮中」は超面白いから読んでね。三分の二くらいのところで、大ドンデン返しがあるから。アルファーポリスのドリームブック大賞にも応募しているから、7月になったら投票お願いします。1500点を稼ぐと出版できるの。「唐沢通信」(このブログ)に6月1日から連載してるから。まったく新しいジャンルを切り開いた記念碑的作品だから。