賢者の贈り物

「賢者の贈り物」(石持浅海)より「ガラスの靴」
これも、ちょっとした推理。ある時、飲み会で、靴の代わりに、スリッパをはいて帰った女性がいるの。でも、そのことを連絡してこないの。で、それはなぜか、を推理するの。で、色々考えた挙句、結局は、こちらから好きだと言って欲しいという結論になるの。でも、それまでの推理が傑作。
まず、A君の家で鍋パーティをして、3人はべろべろで別方向だったので、それぞれ、タクシーで返した。その中の一人が、A君を好きだったと仮定するの。で、途中で引き返してきて、いい感じなる予定だったが、眠ってしまったので、それがダメになった。これだと、一人は、A君を好きだったことになるわね。
ここで、三人が飲んでいる間に話したことから、3人とも彼氏はいないと判明。ここで三人の分析、Bさんは、付き合うとやたら仕切る。Cさんはおとなしすぎて、間が持たない。Dさんは、気が合いそうだが、自爆人間。パソコンの操作が分からなくても、キーを押し続け、データを破壊してしまう。
さて、推理の続き。向こうから連絡がこないのは、「靴の持ち主を当ててごらん」と挑戦状を突きつけられたのではないか?そして、他の二人は、わざと靴を履き間違えた子の共犯。つまり、彼女がA君を好きなのは知っている。そして、か「彼女、引き返してくる気だったのに、眠ってしまって、落ち込んでいたわよ」と援護射撃をしてくれる予定。
では、好きなのは誰か? ここで、Bさんは彼氏と別れたばかりで、まだ、新しい恋に走るつもりはない。Dさんは、自爆人間なので、絶対に落ち込まない。となると、大人しいCさん。そこで、A君は、Cさんにアタックをする。それで、見事ゴールイン。
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