眼球堂の殺人

「眼球堂の殺人」周木律
第47回、メフィスト賞だそうで。昔の本格推理ですな。新鮮で懐かしく、面白かったわ。
主人公は、ある数学者のストーカーをやっていて、アシスタントになったおんな。
有名人(ノーベル賞級)が轟の別荘、眼球堂に招かれるの。眼球堂は、大きな円形の建物。周りに二重に回廊がついているの。窓は一枚ガラスで、開閉できない。三分の一が部屋。放射状に8つある。ドアはロックできない。部屋のさらに中心に食堂など。
部屋は高い位置にある。三分の二は、低い位置の床。大理石。巨大な水なしプールみたいなもの。プールの中には28本の大理石の柱がある。
初日、柱の上に轟の死体が刺さっていた。柱の上はとがった杭。10メートルもある杭。どうやって刺したか。いや、その前に、フェイクではないか。フェイクにしても、どうやって刺したか。
糸をはってやったとか、登ってだとか、あるいはヘリで、だとか、階段を調達したとか、色々推理する。しhかしわからない。
そうこうすると、Aが射殺され、Bが通路の内がわに落ちて死んでいる。手のそばには銃。BがAを殺して自殺? 動機は? ノーベル賞を取るために、ライバルを殺した?
で、謎解きを一つだけ。第一の杭の上の死体。プールに水をためて、泳いで、フェイクを置いた。動機は、上野で、まああっている。
二つ目の謎解きは、「館島」と同じ。XXが動いた。知りたい人は読んで。久しぶりに新鮮で面白かったわ。