激流、下

「激流、下」柴田よしき。
豊か(妻は貴子)。ホテルで殺されていた男のニュースを見る。大林孝之。ルミにしつこく付きまとわれる。
美弥は友達の幸恵に冬葉の母親の今の住所を教えてもらう。合いにって、会う。旭村のことを言ったら、動揺した。帰りに佐原を見かける。尾行されていた?
貴子。冬葉から、「困っているなら助けてあげる」のメールをもらって、失神。
美弥。貴子の見舞いに行く。夫が、「美弥の名前を呼んでいた」と言ったから。
ホテルの件。目撃したことを、再度言う。貴子は、「殺してない」と断言する。
貴子の話。冬葉からのメールを話す。カトレア会(デリヘル、本番もする)に入っていて、モデル時代から。西園寺美奈に紹介された。彼女は貴子のメルアドを知っている。
豊か。冬葉からメールくる。
ハギコー。殺人事件の捜査をしていた。被害者は、一時、高村麗子の口座を受講していた。そのときのアシスタントから話を聞く。一回、高村と親密に話をしていた。高村は忙しいので、個人的な質問はメールに限っていた。変だと思った。
ハギコーの推理。高村は、主婦売春の記事で有名になった。カトレア会のことを知っているかも。ハギコーは高村に会った。何か隠していた。
美弥。昔のことを思い出した。教室の冬葉の母親がいた。旭村と目配せをしていた。二人は不倫関係? このアイデアを圭子に話す。
ハギコー。冬葉からメールをもらう。「私を覚えていますか。冬葉」
別人からだと直感。冬葉は、自分のことを、冬葉とは言わなかった。絶対。
ハギコーは、比叡山で女子高生が殺されたニュースを見て、冬葉もころされたのでは、と推理。その女子高生は、自分から終点まで行った。つまり知り合いに呼び出された。冬葉も、知り合いを見て、追いかけたのではないか。
ハギコーと豊は、冬葉のメールについて話会う。
美弥は有名人だから、メルアドを得るのは楽。貴子は、ごく親しい人じゃないか? 貴子が席を外している間に取得。自分たち、同級会でメアド交換した。では、その同級生が犯人か。ま、冬葉のことを知っているんだから、同級生に違いないが。
ハギコー。ホテルの殺人事件。犯人と目されている女の似顔絵。貴子に似ていると気づく。
貴子。モデル時代の友達、河原絵里からクレームの電話を受ける。貴子が恵里の夫と浮気。それを見た恵里がショックで流産。今でも恨んでいる。冬葉のメールの犯人は恵里か?冬葉のことは話した。
豊か。ヤマト電気の西脇と名乗る女性に刺される。友達の圭子と美弥が見舞いにくる。豊がストーカーされていて、その女性が犯人として逮捕される。手術は成功。
圭子と美弥の話。貴子の顔が割れて、逮捕されるらしい。そこへ豊から電話。昔、essが、「私を覚えていますか?」の劇をやった。そこにナガチが参加していた。
2人は推理。
まず貴子について。貴子はタクシーで帰った。そのときのタクシーの記録があれば、死亡推定時刻の前だったら、貴子の白は証明される。
貴子へのいやがらせメールは、貴子に恨みを持っている人の復讐。冬葉のことは、その人に話したんだろう。
美弥、思い出した。毛利先生も旭村と目配せをしていた。
冬葉の母と、旭村先生が不倫で、あの日、二人を見かけた冬葉がバスを降りたってことはないか。あるいは、毛利先生とも三角関係だったとか。
ハギコーの情報。例の榎の写真。ナガチとは別人と判明。ナオミというフルート奏者も、日本にいたことがないので、冬葉とは別人と判明。
それより、高村をしょっぴいた。それで高村がしゃべった。裏でコールガール派遣の商売をしていた。それに榎が絡んでいた。それで、もめて、やくざに榎を殺させた。榎が最初の被害者を殺したのかは不明。
美弥。自分を尾行していた佐原をとっつかまえた。とっちめた。する、メアドを盗んだと白状した。同じマンション。もとは同じ、ケーブル会社の回線。パソコンが壊れた、メアドも暗号も消えた、教えてくれと言った。教えてくれた。
冬葉のことは、どうして知ったか? 実は、冬葉とはいとこだった。ずっと不審に思っていた。
さて、圭子の原稿紛失の件。たまたま、昔、出版社に恨みを持つ男が、現行の売り込みにやっていていて、やった。
さて、最初の殺人事件の犯人。榎が絡んでいるが、テレビを見て。
美弥。毛利先生に会う。話してくれた。あの日、冬葉の母親と毛利先生と旭村先生は、話そうということになって、集まった。喧嘩になった。そのとき、冬葉が駆け付けてきた。そして竹につまずいた。その先は、テレビを見て。

今週面白かったのは、おとり捜査官。
ちょうどヨーロッパに旅行していた時に、車の事故にあって、そこにあった一億円を猫ばばして、樽に詰めて、日本に持ち帰ったとか、突拍子もないストーリだったけど、最後は面白かったわ。姉が怪しいと思わせておいて、実は、弟が犯人。よくあるって言えばよくあるけど。面白かったわ。