キッド

「キッド」木内一裕
主役は、タバコ屋の隣でビリヤード場をやっている。清二(隣の娘婿)がひどい奴で、娘とは離婚したのに、金に困って、家の権利書をくれと言ってくる。バーさんは暴力を振るわれて、殺してしまった。それで、主役を呼ぶ。主役は頼まれて、清二を千葉の山の中に埋める。
翌日、清二を探して、やくざがくる。隠し場所を言わないで、ウロウロしていると、ビリヤード場に火をつけられる。リフォームしようとして、友達のAに相談すると、100万、詐欺られる。実は、やくざは清二は、チャチャイの大統領とそっくりなので、探していた。チャチャイの大統領は、ワンマンで、100億ドルを海外に貯めていた。今、革命が起こりそう。なので、清二の死体を、自分のだと発表して、自分は、清二のパスポートで日本に来る予定だった。日本とのハーフ。チャチャイの大統領とやくざの親分は親友。で、お礼に、100億円をもらう予定になっていた。それで、死体を探していた。
やくざの山田と子分の男が、主役を拉致して千葉の山の中へ。死体を掘り起こさせにいく。そこで、掘り起こしている最中に、主役は、坂を走って逃げる。サル顔の子分の膝にスコップを叩き込んで。で、近くの救急病院へ、サル顔は担ぎ込まれる。そこで、下っ端の運転手を襲って、話を聞き出して、死体と車を奪う。
ここで、やくざの山田ジローの視点に。山田は、この失敗で失脚させられる。後任は栃の。しかし、栃のは、主役の要求してきた5億をもって、逃げようとする。それを逆探していた山田ジローが拉致して殺す。
で、最初の1千万の要求について。山田は、それを指定の茶店におく。そして、電話して受け取りにいかせる。で、車で轢く。だが、その直後、尾行していた土土子に車を乗っ取られる(ここ、安易すぎる)。
この後、主役たちは、首都高をぐるぐる回って5億と死体の交換をする。よくわからない。
感想。全体的に、安易。