彼女のために生まれた

「彼女のために生まれた」浦賀和宏
超面白かったわ。メフィスト賞から出てきた人なんだとか。こんな面白い人が隠れていたなんて、驚きだわ。
筋。銀次郎の母が、高校の母校の同級生の渡辺に殺されるの。その後、渡辺は母校の屋上から飛び降り自殺。遺書があった。高校の同級生の赤井市子が、銀次郎に乱暴されて自殺したので、その復讐である、と書いてある。
しかし、赤井が自殺したのは15年も前。なぜ15年も経って。おまけに、銀次郎の母を殺した。その上、銀次郎は、赤井市子を乱暴していない。
たしかに、赤井は、何かがあって、自殺。しかし、真相はだれも知らない。最初、渡辺の姉は、銀次郎に、その遺書を買い取ってくれと言った。それも、風呂の改装費、24万で。銀次郎は断る。すると、姉はライバル社に持ち込む。担当記者は、乗せようとするが、上司が銀次郎の否定を聴き、没にする。すると、担当記者は、ブログに乗せる。案のじょう、ブログは炎上。
銀次郎は、15年前の真相を調べに、赤井の家にいく。すると、赤井と年の離れた弟がいて、自分は、赤井の子ではないか、調べて欲しいという。自分は、両親からは生まれえない血液型だから。
それで、赤井市子や母の残していた毛根、渡辺のへその緒(母がくれた)、を使って調べる。市子は、おなかが膨れていた時期はなかったが、そういう場合もある。その結果。弟は、渡辺と市子の母の子だった。
当時、渡辺は市子と付き合っていた。その渡辺を母が奪ったのだ。その結果を、銀次郎は、本に乗せる。すると、赤井家と渡辺家が非難の的になる。
しかし、銀次郎は、渡辺が、自分の母を刺した真相を知りたかった。そして、市子の母を問い詰めると、どうも、彼女が、裏で画策していたらしい。その母は悪い母で、銀次郎の甥をさらって、一緒に自殺しようとする。
さて、結果は? それに、画策とは何か? 面白いから読んで。

今週面しろかったドラマは、代理母の。
小説家のAの映画化の場面。Aの妻が、主演女優の品格をネタに、中止を発表。記者Bが青酸カリで死亡。調べると、Bは代理出産について調べていた。その後、病院。主演女優のCがは卵巣捻転で入院。
手術は成功するが、妊娠していることが発覚。その後、Aが生チョコを差し入れ。Dが食事を持ってきた。Dの目の前で、チョコを食べて、Cが死亡。と、Dは、チョコを食べた直後に死亡、と証言。
主役の看護師、Eは、違うと推理。Dは紅茶のカップを持ったいた。それで、紅茶に青酸カリを入れて飲ませて、そのカップは、配膳台へ片付けた、と推理。Dは清酸の入れ物など、何も持っていなかった。Dは5千万の借金があった。お店(Aの物)の金に手を付けていた。Eはその推理をDに言う。すると、首を絞めて殺されそうになる。しかし友達が駆け付けて、Dには逃げられる。
その後、Dが石段から落ちて死亡。パワーストーンが落ちていた。それは、Aの妻がしていた物と、看護師が証言。
さて、その死亡推定時間に、Aの妻は、伊勢参りからの帰りの電車の中。ブログに、車中、妊婦が産気ずいて、大阪のおばちゃんたちと、途中の駅に下したことを書いている。
その経緯を調べる。荷物を忘れて、後の駅で取りに来たことを発見。その荷物の中に、ケータイを録画機能にしておいておいた。だから、車中のことがよくわかった。
それで、アリバイを崩した。