御前試合

「御前試合」幡大介
大富豪同心の第四弾です。
今回は、今一だったわね。
まずは帯から。
吉原で放蕩三昧しようとしていた時、剣道道場の火事に出くわした見習い同心の八巻卯之吉。どうやら、押し込み強盗に家宝の名刀「豊後業平」をうばわれ、火をつけられたらしい。凄腕同心と知った道場主に、刀を取り戻してほしいと頼まれるが、、。
さらに詳しく言うと。溝口(業平を奪われた道場主)は、業平を前田藩に見せなきゃならない。もともと、先祖が大名家の家来で、下賜された名刀らしい。どのくらいの名刀かというと、大名家が持つくらい。盗んだ方も売れない。
さて、盗んだのは誰か。推理。前田藩の剣術の師なん役は、加地という道場主だった。で、近日中に、溝口と御前試合をして、溝口が勝ったら、お目仕上げになるらしい。それで、加地としては、業平を殿に見せられなければ、この話はなしになるだろうと踏んで、奪ったに違いない。
一方、卯の吉は、お金もちの祖父の所へ行く。祖父は金貸しだから、借金のカタにとった宝がいっぱいあり、その中に、前田藩から預かった業平がある。それを借り出して、溝口に貸す。
さて、御前試合。溝口が勝って、業平を見せる。すると、殿から、それを一日貸してほし日という。実は、徳川将軍に、業平を見せて欲しいと言われたのだが、手元にないので、溝口に話をかけた。其のとき、加地が、それは偽物だと難癖をつける。だが、本物なので、退けられる。
さて、卯之吉は、難とかすると言って、一旦、持ち帰る。そして、大侠客の梅吉親分に加地の蔵を急襲させる。すると、業平っがでてくる。そこで、梅吉は切り捨てようとするが、卯之吉は、盗まれた方にも責任があるので、もともと盗まれなかったことにしようという。
溝口は悔しがったが、加地の指を日本飛ばしただけで、止める。その後加地の兄(大親分)の手下が卯之吉を襲うが、美鈴にやっつけられる。
感想。斬り合いのシーンばっかりで、今一。