春の剣客

「春の剣客」幡大介
大富豪同心の13段だそうで。
まずは帯から。
隠密廻りを解かれた後も、相も変わらぬ放蕩ぶりを貫く、八巻卯之吉。彼の元に、大名の家中を名乗る美少年侍が現れた。卯之吉を江戸一の辣腕同心と勘違いし、内密に仇討相手を探してほしいと頼み込む姿には、深い事情がある様子。まるでお角違いの依頼だったが、卯之吉は、ゆるりと受けてしまう。しかし、それは、花の吉原をも巻き込む大騒動尾はじまりだった。
さらに詳しく言うと。竹本は、剣客。大和やの用心棒をしていたのだが、首になる。八巻同心の噂を聴き、八巻になら討たれて死んでもおしくはないと思い始める。
鉢巻の家に、信濃の国の、大和田家中、宇津木雅楽という若侍が、仇討の相手を探してほしいとやってくる。卯之吉は受ける。相手は、竹本信吾朗。その人相書きを荒海の一家へ持ち込んで探してもらう。
竹本は、長屋暮らしを始めた。道場破りの現場に居合わせ、そいつを打ち負かし、道場主を助ける。
天満やが、才次郎を使って、鉢巻を切らせようとするが、一緒にいた水谷に逆にやられる。
吉原の近くで、竹本は、天満やに雇われる。
その後、腕を折った浪人を治療していて、たまたま卯之吉に会い、気に入られる。しかし、それが鉢巻だとは気が付かない。
その後、卯之吉に仇討相手として狙われている、という。そこで、卯之吉が、策を授ける。それは、チョキ船で戦って、斬られたことにして、川に落ちるって策。まんまとその手で雅楽をだます。武本は、その後、江戸から西へ旅立つ。
感想。だんだんとチャンバラが多くなってきましたですねえ。チャンバラはつまらないのに、それしか売れないんですかねえ。もっと、謎解きをやってもらいたいものです。ああ、それは、私がやればいいのか。頑張るぞ。