テミスの剣

週末、同級会で田舎へ帰るので、ちょっと早く上げます。

「テミスの剣」中山七里
裁判のシーンが多く出てくる。難しかったわ。何しろ私、検事と判事の違いも分からないから。でも、新しいことに挑戦しているのは、よくわかったわ。それに、一回、警察の中で、罪が確定した人を、冤罪だとわかって、マスコミなどw動員して覆していく方法が、スピード感があって、飽きなく読めたわ。
アポロンの嘲笑」の時も思ったけど、本当にこの人は天才ね。ドンデン返しも鮮やかだったわ。筋。
昭和59年、浦和の不動産会社一家で、強盗殺人。二人殺される。
この不動産会社の社長は、裏で金貸しをしていた。そして、金を借りていたAが逮捕される。金庫にAの指紋が付着。さらにAのジャケットに不動産会社の社長の返り血が着いていた。
Aは否定。金庫の指紋は、前に行ったときについけた。ジャケットの返り血は、警察の誰かが後から突けたのだろう、と証言。
しかし、鳴海の強引な取り調べで、一回は、調書にサインしてしまう。自分がやったと。そして、裁判で、二人も殺したので死刑。しかし、獄中で自殺。その後、雨の日の強盗、バールが川に投げ捨てられる。というよく似た事件が二件起こる。
Bが逮捕される。堂島は、鳴海が退職した後をついで、Bの取り調べに当たる。すると、Bは浦和の不動産会社社長一家の刺殺事件も、自分がやったと白状。
それで、堂島は、再調査を始める。すると、返り血のついあジャケットだけ、発見がすごく遅かったことがわかる。これから、推理する。鳴海がが、わざとジャケットに血をつけて、証拠固めをしたんじゃないか。しかし、警察上層部は、一回、採決の降りた事件を蒸し返すのをすごく嫌う。それで、堂島を首。堂島は、事件の関係者に一人ひとりあたって、根気よく、その証拠偽造の件などを話していく。裁判官や、検事などにも会う。ほとんどは、けんもほろろに追い返されるが、責任を感じて、退職する判事もいる。さて、堂島は、最後に、不動産会社の社長の死体をみつけた、向かいのホテルの女支配人に話を聴く。事件の夜に、誰か見なかったか。すると、女支配人は、ホテルの前に泊まっていた車に、有名人のCがいたと証言。で、Cに会う。すろと、Cはとんでもない証言をする。それは、読んで。

今週も書くことがないので、タカジンの本について。
タカジンについて、ミヤネヤが熱く語っていたので、俄然好きになったわ。今まではそんなに興味がなかったのだけど。今後、追悼写真集をだすように、奥さんを説得してほしいわ。その際は、奥さんの写真はないほうがいいね。ファンにとって、奥さんはライバルだから。

そういえば、「有吉反省会」と「アウトデラックス」は必ず見るんだけど、かとうれいこが出ていて嬉しかったわ。ファンだから。カムバックしたと言えば、細川ふみえもカムバックしたのよね。嬉しいわ。ファンだから。

みなさん、占いと霊感商法は全く違うものですから。気をつけましょうね。
占いは統計だけど、悪霊とか言い出したら、それは、口先三寸の詐欺だから。
ネットでパワーストーンを売って、宝くじが当たらないと言ってきた客全員に、悪霊がついていると言って、祈祷料20万以上を取っていた男が、逮捕されたそうよ。ニュースで言っていたわ。でも、罪状は脱税。年に八億も稼いでいたんだって。八億よ。唖然よね。
この男は、二年前にも同じ罪で逮捕されたんだって。騙される人が多いのには驚くわ。本当に。繰り返すけど、占いは統計。でも、悪霊とか言い出したら、口先三寸の詐欺。これだけは覚えておいてね。詐欺師は、訪れた人全員に、悪霊とか言うから。