化石少女

「化石少女」麻耶雄嵩
私の大大大大好きな作家です。今回も外れなしでした。こんなにトリックが出尽くしているのに、まだ新しいトリックを出してくる。この人は天才です。
で、筋。短編集です。
1・化石部の部長(部員は二人)のまりあの妄想がさく裂する謎解きは、全編同じです。六章までありますから、一つ大体60枚ですねえ。それの大部分が化石などの薀蓄ですが、語り口が軽妙なので、ほとんど飽きません。スンスン読めてしまいます。軽妙さで言ったら、西尾維新の上を行くんでは?
でもって、殺人が起きて、ちょっとした調査があって、一気に謎解き。全然飽きません。
各章では、その謎解きがあっているかどうかは、明らかにされませんが、第六章で一気に明らかにされます。あ、それから、化石部は廃部になるかも、という瀬戸際で、それを決めるのが生徒会なので、各章の犯人が必ず生徒会の役員。というのも笑わせます。
で、第一章。新聞部の福井が殺されます。その前に、化石部の前をシーラカンスの被り物をかぶった男が走り抜けます。新聞部の扉が閉まる所だったので、新聞部から出てきたらしい。どうやら福井はその男に殺されたらしい。
金属バッドで殴られた。まりあの推理。福井は生徒会の不祥事を探っていた。なので、犯人は生徒会の誰か。
福井は、反生徒会派だった。死体の第一発見者は不明。四時25分。新聞部から警察に電話があって、警官が来て、発見。
四時ころ。福井のほかに、下級生が新聞部に入ったが、すぐに出て帰った。そのときは、まだ福井の声は聞こえていた。その後、誰も入っていない。
まりあの推理。犯人は、前から新聞部に潜んでいて、殺人をしてから、シーラカンスのかぶり物をかぶって出た。
でも反論が。それなら下級生が見ていたはず。それで、まりあの次の推理。
犯人は生徒会の誰か。それは間違いない。そいつは警察の服を着て、中に入って、殺して、シーラカンスの被り物をかぶって逃げた。そのときは、誰が見ても、不思議に思わなかった。主人公は見ていないだけ。そして、警官の制服は雑木林の中に捨て、警察へ電話した。だから、警官の服を着た人は二回来た。ただ誰も怪しまなかっただけ。はたして、この推理は正しいか?
ついでに、犯人は、生徒会の中の誰か。二年生が見ていたので、皆に顔を知られていない人。二年生は、警官の帽子をかぶっていても、分かってしまう。なので、書記の中島。
第二章.真実の壁。
人が首を絞めたような影絵が真実の壁に映る。それを、キメラ化石から、キメラ映像だと推理。あたっているか?つまり、二つの映像の合体。
このアイデアは抜群。
第三章.車の中の死体。雨が降っていたのに、車の下には、乾いた土地があった。これのアイデアも抜群。
他にも脱帽物のアイデアが。

情報
アーモンドブリーズ、はアー乳。
知っとこ。柳原いい。
にじいろじーん。おいしそう。
王様のブランチ、「オカダの話」読みたい。
ヒートテックインナーはユニクロ
終着駅の牛尾刑事。安定している。
大田胃酸整腸薬。生薬入り。
ハミングファイン。部屋干し匂いません。
小椋圭の生前葬コンサートよかった。
パフューム。いいわよね。
キスマイ、「サンキュウじゃん」発売中。
びっくり村。太っちょ村面白い。
フギュア、大好き。
はがまのご飯。
『超常現象』UFO好き。
エンタの神様。懐かしい。
アリナミンAは疲れたときに。
すごろくの「ゲットリッチ」面白そう。
我が家の味、まるこめ。