生存者ゼロ

5・9(土)
生存者ゼロ」安生正(小説)
このミス大賞だというので、買ってみました。本当は買いたくなかった。ミステリーじゃなさそうだし。でも、千円でポイント1つなので、つけたしで買ったの。案の定、失敗だったわ。こけおどしだった。
何か、「亡国のイージズ」みたいな感じ。最初、自衛隊のイージズ艦から、ヘリが飛びたつの。嵐の海で。北海道の石油基地に向けて飛び立つのだけど、このシーンがやたら詳しいの。嵐で、甲板を波が何度も浚うのだけど、ヘリは流出しないの。そして、全員死亡と思われるパンデミックの石油基地へ着陸するんだけど、そのシーンのおどろおどろしさが、またすごい。
でも、決定的に不自然なのは、これだけすごいウイルスが蔓延している中へ、自衛隊員が下りたって、誰一人感染しないの。それに、すごいレベルの高いウイルス研究の博士を呼んでおきながら、原因究明がされないの。それで、隔離された自衛隊員が、幻覚を見て、飛び降り自殺して、その責任の裁判が開かれたりして、あるいは、官邸で専門用語ばかりの会議が延々と描かれたりして、クソつまらないの。
そして、9か月後、前回の後処理はどうしたのかも描かれないのに、今度は、北海道の中標津で同じパンデミックが発生。
今回も同じく、凄惨な場面、博士が呼び出されるシーン、官邸での会議のシーンが延々を描かれるの。はっきし言って、飽きたわ。三分の一くらいで、投げ出したわ。

情報
クラブツーリズムの旅
JA共済

歯医者は恋ヶ窪の羽田さんのところへ行っているの。仕事が早い。「麻酔しましょうか」と言い終わらないで、注射。全然痛くない。歯医者だけは当たり。幸せ。