生贄

6・21(日)
「生贄」小説。鳥飼否宇
おどろおどろしそうなタイトルにひかれて買ってみました。うーん。今一。
鯨やシャチに関する薀蓄だらけ。
私の場合、新人賞の参考になるかと思って読んでいるのだけど、これは使えないわ。新人賞は、薀蓄だらけだったら、まず、落とされるもの。新鮮さがないもの。
一応、筋。四国の新興宗教アルビノの女の子が新教祖になる。何年か前、鯨にぶつかって船が沈没。何人かが犠牲になる。
あ、その前に、座敷童の出る部屋で、前の教祖が腹に包丁を刺して、死亡。謎解きを言ってしまえば、これは自殺。密室だったから。
で、くじらの件。
タイガとして、ご神体(アルビノの鯨)をまつっていた。
だが、主人公は、それは、潜水艦で、違法薬物の密輸をしようとして、間違って、船と衝突したと、説く。後、色々あるけど、どれも今一。

情報
夏プリ2015.