ＪＣ科学捜査官

７・５（日）
「ＪＣ科学捜査官」上甲伸之
（ひとりかくれんぼ殺人事件）
薀蓄がすごい。短編集かと思って買ったら、長編だった。そのほとんどが薀蓄。資料から、そのまま書き写したみたいな。超退屈。
とっつきは良かったんだけどね。オカルトで。大学のオカルト研究室（そんなのがあるって設定もすごい）。で、一人かくれんぼ（こっくりさんみたいなもの）をやっていた女子准教授が殺された。彼女はネットにアクセスしていて、雷が鳴った時、窓に女幽霊が現れたと書いている。
で、死んだ後、現場に行ってみると、確かに、窓に幽霊みたいな女の影が。でも、すぐに消える。で、それから薀蓄が延々と続くのだけど、飛ばして、ネタ晴らしをしてしまうと、この窓は銀が吹き付けてある。そして、写真（白黒）の観光版にも銀が吹き付けてある。だから写真と同じ原理で、雷の光で観光した。わかってしまうと、何てことない。
それで、犯人だが、また、カーの原則にのっとっていない。最初の一ページにフルネームで出てきた人ではない。だから、超つまらない。

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かっちゃんいい。