笑う七福神

7・17(金)
「笑う七福神」倉坂紀一朗
時代劇も書いているので、勉強のために買ってみました。字が大きくて超読みやすい。話も簡単で、ああ、これでいいのか、とちょっとほっとする作品。
筋。本郷、「おもかげ堂」の生松と久実の兄弟は人形師。それも、からくり人形。でも、そのからくり人形には魂がこもっていて、殺人事件があると、その現場へ歩いて案内する。
今回も連続殺人。道へ置くと、ある蔵へ案内する。ダイイング・メッセージが「くらい」だったの、「蔵に」じゃないかと推理。
で、場面は変わって、盗賊たち。商家を襲って、その蔵に隠れて、なかで喋っている。
本格推理ではないのだけど、おもかげ料理なんかもでてきて、しっとりしていて勉強になる。西澤保彦の小説の中には、この作家は本名で登場していて、そこでは、肩にみこちゃんという人形を乗せている。小説より、本物のほうが面白いかも。

情報
地肌にH&S
赤いキツネと緑のタヌキ
オーブクチュール、一重奥二重の人のために。