西村京太郎サスペンス

8・16(日)
情報。
きくち城シンポジウム、9・6、13時から、明治大学
曹洞宗真光寺。
西村京太郎サスペンス、は面白かったわ。犯人の動機が最後まで分らなかったところが、いい。
筋。戸津川の所へ、仙台秋保温泉のおかみ、田中啓子から、夫の葬儀に出てほしいとの手紙が届く。その葬儀で、手帳を預かる。夫は癌だったけど、自殺するような弱い夫ではない。死ぬ間際までの手帳に、殺された何かが記されてある。だが、その手帳を、新幹線の中で盗まれる。Bが心臓の悪いふりをしたから。彼女は、Cの愛人。で、Cがその手帳の一部を持って、殺される。戸津川は、推理する。戸津川の手帳をCに盗ませた人がいる。そいつをDとすると、DをCは脅迫したから、殺された。で、戸津川が手帳を持っていることをどうやって知ったか? それは、葬儀の時に聞いた。後ろにいた人だ。それは、台帳から、E議員だと判明。かれは、田中啓子の夫が支援していた県会議員。さて、Bの部屋が爆破される。それで、Bは怖くなって、上司のCが死ぬ前に、「青葉の仲間に、手帳を盗めと言われた」と告げる。その手帳は、Bが仕事場で隠し持っていた。で、手帳が手に入る。その後、田中啓子が遺産目当てで、夫w殺したのではという疑惑が浮上。夫には隠し子もいた。だが、それでは、わざわざ自殺と判定された事件を掘り返す必要はない。だが、田中啓子は言う。E議員は、夫から献金された金を不正に使用していた。で、田中啓子は、E議員が、そのことを夫に問い詰められたので、殺したと言いに行く。その直後に、E議員が殺される。で、田中啓子が、逮捕される。だが否定。さて、東京で、青葉というアパートを探していた刑事は、青葉食堂で、そこに集まっていた仲間に、Cと田中啓子がいたことを突き止める。で、昔の写真を見せてもらうと、Cが殺された夜、E議員が疑われるのだが、F社長が、アリバイの証言をしていた。そのF社長が映っていた。それで、偽証だとわかる。
で、F社長の近辺を調べる。すると、銀座のバーになじみの女性がいて、その女性が殺された時、警察に調べられていたことが判明する。その時も、E議員がアリバイの証言をしていた。おまけに、田中啓子の夫の手帳に、お見舞いと書いてあった。だが、F社長が一緒だとは書いてない。つまり、偽証していたことになる。これが気になって、F社長は手帳を盗ませた。おまけに、田中啓子の夫も、殺した。
面白かったわ。