マリア ビートル

11・12(木)
「マリア ビートル」伊坂幸太郎
「グラス ホッパー」が超面白かったので、買ってみました。これも4人の人が交互に出てくる作風で、「グラス ホッパー」の進化形です。それにしても、伊坂幸太郎は、キャラを立てるのがうまい。子の中で、特に際立っていたのは、人を虐めて、殺すのを何とも思わない冷血非道の中学生、王子。あと、何でも、機関車トーマスに例えるレモン。相棒のミカンは、純文学が大好きで、バージニア ウルフとか、「死霊」だとか、超レアな言葉がビンビン出てくる。お見事。では筋を。
息子をビルの屋上から突き落とされて、瀕死の重傷を負わされた木村は、復讐のためにm王子を殺そうと、東北新幹線に乗り込んできた。しかし、先に察知されて、痴漢撃退機を押し付けられて、縛られてしまう。
第二主人公のテントウムシは、黒いキャリーを盗んで、上野で降りろと言われて、盗む。それをごみ箱の横のへこみ(隠せる)に隠して、降りようとするが、知らない男に阻止されて、降りられない。第三の主人公のレモンとミカンは、大物の殺し屋の息子を奪い返し、身代金も奪い返す。それをデッキのスーツケース置場においておいて、(レモンが、そのほうがまぎれて分らないと思った)盗まれてしまう。おまけに、殺し屋の息子が首に針を刺されて死んでしまう。「蜂」の仕業だろうと思うが、このままでは、自分たちのせいにされてしまうので、キャリーだけでも探そうと思い、探し始める。
さて、話は前後するのだが、キャリーを盗んでのは、王子。それをトイレに隠した。だが、開けられないので、それを木村に一つ一つダイヤルを回して開けろと言う。
木村は、息子の入院している病院に王子の頼んだ殺し屋がスタンバイしていると聞かされたので、従うしかない。トイレでやり始める。
さて、ミカンとレモンは、途中の駅で、殺し屋の手配した部下たちに、息子が元気だと思わせるために、わざと手を振ったりしてみせる。
さらにここに、何をやっても運の悪い殺し屋、テントウムシが絡んでくる。(テントウムシは印象が薄い)。
さて、色々、紆余曲折があって、木村は、600番で、キャリーを開ける。現金とカードが入っている。カードを盗んで、現金は王子に。王子はそれを、持ち主に返すと言い出す。他に探している人もいたので、彼らの戦いが見たい。
さて、色んな情報を集めて、レモンとミカンは、車内販売に女性が、「蜂」だと推理。
デッキで、戦って、殺して、トイレに隠す。その後、殺し屋もレモンと戦って、レモンを殺し、トイレに隠す。
一方、木村は、父に息子のことを電話し、父と母が途中から乗り込んでくる。この二人も元殺し屋。そして、王子のバケの皮を剥いで、殺そうとする。
何だかんだで、キャリーは奪い、奪われ、殺し屋(蜂)との攻防もあり、最後まで目が離せない。
情報
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