グランド・マンション

「グランド・マンション」折原一
1・澤村は上の階の子供の足音が気になって、しょうがない。ある時、怒鳴りこむ。母親が目の前で怒鳴る。殴る。次の日から静かになる。急に気になる。子供を殺したのではないか。管理人に言って、開けて入る。子供二人は死ぬ間際。自分の部屋に戻ると、下の男が、「お廻りさん、この人が、妻と子供を殺した」と言う。はっと気が付く。目が覚める。
風呂場に二人の死体。どうってことない話だけど、うまい。
2・一、松島の日常。新しくつくっているマンションの分譲をしている。
二、牧野朝子の日常。このマンションに、婚約者と住むことを決める。
三、松島。上司と飲んで、記憶がなくなる。気が付くと、自分の部屋。
四、牧野朝子の日記。日常を描写。
五、松島の日常。
六、牧野朝子の日記。この日記が覗かれているようだ。恋人の大介のケータイを見る。松h島へ。上司からのメール。今度のもう。
七、松島、ケータイを亡くした。自分のケータイへ電話した。
八、牧野朝子。松嶋名義のケータイを大介のケータイと勘違い。大介が浮気をしていると思っている。
九、松島、誰かに監視されているみたい。
さて、結末は。
感想。これは最初は、多重人格物だと思ったの。でも、違った。折原一がそんなありふれたネタを使うはずないわよね。面白かったわ。
3・善意の第三者
高田英志は上に住む、クボタ綾香が好きだった。しかし、綾香には婚約者がいた。だが、英志は、その婚約者が別の女性とホテルに入るところを見て、写真を綾香に送る。結婚は流れる。英志は、その後、306から腐臭がしているのに気が付く。206から紐で登って入ってみる。老人が死んでいるのを隠していると思ったから。しかし、そこにいたのは、やせ細った綾香だった。お風呂もほとんど入らないから匂っていた。母親がいる。お前のせいで結婚が流れたから、責任を取れという。結婚する。しかし、祖母のミヨは失踪していた。母の千恵は年金を不正受給していた。
4・時の穴。
密室殺人。実は壁に穴。それが地震でふさがった。
筋。瀬沼は隣の老人がタンス預金をしていると知って、盗みに入った。しかし、隣の老人は、オレオレ詐欺の電話にひっかかったことがあって、今度はだましてやろうと、新聞紙を詰めていた。瀬沼はそれを盗んだ。そして、戻って、跡から入ってきた隣の老人に殺された。隣老人は、自分の部屋に戻って、地震
5・懐かしい声。
多賀がオレオレ詐欺で500万やられる。塚本ハルが慰める。その後、マンションの住民に次々とオレオレ詐欺の電話がかかってくる。
さて、犯人は?
もう一つ、ぼけ老人の視点から描いた短編が。
面白かったわ。短編でも、長編のボリュームがあって。

情報
イオン環境財団、いい仕事してますねえ。
クラブツーリズム、いい。
JTBニュージーランド、大感謝祭。
ユーグレナは完全食品。
さて、今日は、急激な昇進について。
急激な昇進と言っても、普通の会社ではなく、相撲の話。まあ、行ってみれば、逸の城の話。
陰陽道では急激な昇進はあまりいいとされない。怪我とかつきまとうの。そこへいくと、逸の城は、大負けしたけど、怪我とかしなかった。これはチャンス。落とされるけど、猛練習して、実力をつけて、またじりじりとはい上がってくればいい。頑張れ。応援しているから。