君の膵臓をたべたい

「君の膵臓をたべたい」住野よる
何か、ネットの本のサイトから出てきた人だそうです。ああいうのは泣けるのが一位をとるんだよね。これもそう。好きな女の子が死んで、その後に残された日記で、好きだったとか、もっと生きたいとか、延々とつづるんだよね。お決まり中のお決まりだよね。わたしは、ちょっと白けて、あんまり泣けなかった。昔から飽きるほどあるから。でも、初めて触れたひとはなくかも。
筋。膵臓が悪い女の子がいるんだよ。主人公は、たまたまその子と同級生なんだけど、病院で、忘れられた日記を盗み見て、病名を知るんだよ。不治の病なんだよ。で、特に好きではないんだけど、強引にそのこに誘われるままに、お茶したり、旅行にいったりするんだよ。でも、同じベッドに寝ても、好きではないので、何も起こらない。
で、タイトルの由来は、女の子が、ダメな臓器を誰かのを食べると、治ると聞いたことがある。だから、君の膵臓を食べさせて、と言うんだよ。猟奇みたいだけど、違うのね。
でも、女の子のセリフが光っているわね。とってもリアル。「特に意味はないことばに過剰に反応しないの」とか、「君って、ダサいわりには、鋭いね」とか。まあ、色々鋭い言葉は多い。それによって、人物造形も深い。でも、最後に延々と、好きだったとか(途中から好きになるんだけど)、もっと生きて欲しかったとか、つづるのは、ちょっとヤメテほしいかな。まあ、泣きたい人は、そこがいいんだけど。
情報
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