偶人館の殺人

「偶人館の殺人」高橋克彦
これ、もしかしたら、前に読んだかも。あまりにもつまらなくて、捨てたような。でも、読んで所どころ思い出した。やっぱしつまらなかった。からくり人形が人を殺したなんてっ書いてあったから、参考になると思ったんだけど、薀蓄ばかり。
で、筋。昔昔、江戸時代、銭や五平という密貿易で5千億儲けた豪商がいたの。のちに加賀藩に没収になって、獄中で死んだんだけど、5千億の隠し財産があると言われているの。でその銭五が、一番親しかったのがからくり人形師の大野弁吉。で、ほとんどの財産は弁吉に渡ったんじゃないか。で、昭和初期。弁吉の末裔と言われる家が東北にあって、からくり館と呼ばれて、大金持ちで、夜な夜なパーティ。ある夜。塔の上から主が空中を歩いて、池へドボン。まあ、これは、からくりを言ってしまうと、空中に糸が張ってあって、主そっくりの人形のその上を歩いて、池へドボン。池には主の死体があった。というもの。
で、話は飛んで。現代。からくり人形蒐集家の家にABCDなどが集まる。ま、その先はつまらないので、カット。ちょっと、面白いのは、車の運転中、ダッシュボードの中からびっくり箱の蛇。運転手は驚いて、死、というトリック。
後、簡単に筋を言うと、東北のからくり館に全員で行く。それだけ。隠れキリシタンの里とか、隠れキリシタンの洞窟とか、延々と出てくる。つまらないのでカット。