「初物語」宮部みゆき
時代劇の勉強のために買いました。主人公岡っ引きの茂七。まあ、とりたてて新しキャラではありません。斬新なキャラを探求している身としては、あまり参考にならないのだけど、トリックだ参考になるかと思って。全体の感想としては、面白かった。本所深川ふしぎ草子みたいに、主人公がコロコロ変わるわけでもなく、謎解きもしっかりしていて、勉強になったわ。
1・お勢殺し。醤油の運び売りをしているお勢が殺された。お勢が最後に見かけられたのは自宅で、暮れ六つ。常磐津の師匠に手を挙げて、挨拶した。で、容疑者として名前が挙がったの、A。しかしAは四半時後には、木材問屋の仕事部屋にいた。場所は木場。(ここうろ覚え)とても、四半時では行ける距離ではない。さて、茂七は近くできた屋台の稲荷ずしが気に入って通い詰めている。あるよ、蕪のスリ流しの汁と、みそ味のすいとんを出していた。どうしても、両方食べたいというと、スリ流しの汁にすいとんを入れてくれた。それでピンときた。外見だけ変えたのではないか? つまり、お勢は醤油運び独特の衣装を着て、前掛けをかけ、手拭いを被っていた。それをAが着て、お勢に見せかけて、常磐津の師匠に生きていると見せた。殺したのは、もっとずっと前。
感想。面白かったわ。

情報
パンパース、いい。
クロレッツ、クールミント。