初物語」続き

「初物語」続き
2・白魚の目。本所深川の回向院の傍の稲荷に両親のいない子供たちがタムロし始めた。茂七は彼らを収容する施設を建設しようと、向島の旦那衆に募金を頼んで回っているが、反応はあんまり芳しくない。そんな折、みなしごたちが石見銀山の毒入りおいなりを食べて、沢山、死んだ。石原町、尾張屋(呉服屋)の女中おさんが、自身番に出頭してきた。薬種問屋で、石見銀山を買った言が、お調べでわかったらしいからだ。「お嬢さんの言いつけで買った」と言った。それに、お嬢さんは、半年に一度くらいもの狂いになって、野良猫を殺す。それに、寺浦を通ると、「この子らは害になるから、不要だ」と言っていた。事件の後は、すっきりした顔をしていた。茂七は、尾張屋へ行って、今度やったら、おとりつぶしだ、と言って、脅した。尾張屋は、収容施設を作った。
感想。ミステリーではない。
3・かつお千両。ぼてふりの角次郎の話。日本橋通り町の呉服屋の伊勢谷の番頭が、「かつお一本に千両出す」と言った。角次郎は、拾った子供がいた。お春という。ところで、町では、角次郎のカツオを奪いあって、刺すの殺すのの事件が起きた。底に入ったのが、屋台の大将。相手をのした。で、その相手が伊勢谷の丁稚。伊勢谷へ行くと、50両の金を出した。断ったが、となりの部屋を見ると、お春とそっくりのお内儀が。それで、ピンときた。お内儀の前にはおみつと書かれた位牌が。それで、もしちは、おみつとお春は双子。それで、お春を捨てた。でも、おみつが死んだので、千両でお春を買い戻しに来たと読んだ。舐めるんじゃねえと怒鳴った。
感想。これもミステリーじゃない。
3・太郎柿、次郎柿。霊感坊主が現れる。上総屋の娘が婚約の為にあつらえたのは、海老茶色の菊寿染野着物だった。歌舞伎役者の瀬川菊の定が広めた物。偉く派手なものだった。
所で、上総やの娘が婚約者と逢った。そこへ婚約者の兄が来た。そして弟を殺した。動機や?兄貴は、近郊の農村の長男。酷い不作で、借金を申し込んだ。しかし弟はまだ丁稚。で、断った。ちょうどそこへ派手な衣装の婚約者が来た。干菓子までもって。それがカットきて殺した。
感想。これも、ミステリーではない。
情報
アトリックス、ビューティチャージ。

昨日のミステリーは面白かったわ。A