シャーロックホームズの不均

「シャーロックホームズの不均衡」似鳥頸。
何か新しい趣向のミステリーを、というオファーで書いたようで。謎解き以外は、007のドンパチ。秘密結社がでてきたり。若い人でないと、なかなか受け入れられないかも。私は参考になったけど。短編集。
1・雪の日は、日常にさようなら。僕と妹(天才)は辰巳(大金持ち)のホテルに招待される。お手伝いがいる。この人がスパイみたいに、平気で人を殺す。で、夜中。5時。いきなり起こされて、DVDを見させられる。雪の中で、誰かがAを絞殺した。でも、雪の積もり具合から3時過ぎ。現場までは、被害者と加害者、二人の靴跡しかない。帰ったのは、加害者だけ。でも、3時過ぎ。本館から出た人はいない。別館のスタッフも足跡がない。
で、謎解きを言ってしまうと。この辺は、昼、20度にもなる。だから、アスファルトは夜、熱を持ち、雪が解けやすい。だから、地面を冷やす液体(知りたい人は読んで)を撒いて、雪を、周りより早く積もらせた。3時頃と錯覚させるため。それd、11時頃、殺した。その頃、外に出られたのは、別館のオーナーだけ。その後、雪が積もって、足跡が消えた。
感想。なかなか本格的だね。
2・シャーロックホームズの産卵。辰巳の豪邸。屋根裏部屋。トルソーが粉々に割れている。隙間は換気扇の間だけ。謎解き。換気扇の隙間から、割れた破片を入れた。大きな足は、ドアを開けた後、マントに隠して持ち込んだ。
感想。よくあるヤツ。
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マイネオ安い。