ローレライ

映画 FUJITV&TOHO配給
内容*終戦末期、一つ目の原爆がヒロシマに投下された後、東京にも投下されるとの情報がある。その原爆を搭載した爆撃機の発進予定などは、情報収集活動により、日本海軍はほぼ確実に掴んでいる。
原爆投下を阻止すべく、新型の潜水艦で米軍基地近くまで深く潜行し、原爆を搭載したB29を撃墜するのが、主人公達(潜水艦の乗組員)の任務。
潜水艦はドイツから貸与されたもので、超高性能の索敵マシーンが搭載されていると、乗組員には告げられる。
だが、そのマシーンとは人間の脳みそ。言い換えれば、マシーンの中枢部には、超能力のある少女が乗っている。彼女の超能力のおかげで、敵(米)の潜水艦の攻撃をかいくぐって――何しろ、敵は音響ソナーしかないから、楽と言えば楽であるが――みごと、テニアン基地から発進したばかりのB29を撃墜する。

感想*いわゆる超能力ものです。ヒットの王道です。時代背景は戦時中ではありますが、爽やかな青春ドラマともいえます。
 まあ、私の中で青春ドラマというと、漫画『ARMS』(皆川亮一)『寄生獣』(岩明均)、『いばらの王』(岩原裕二)『東京赤ずきん』(玉置勉強)なんですが、こういうのも行けるかなあなんて、考えたりして。
 青春ドラマといえば、最近では『ドラム・ライン』が感動でしたねえ。『ウオーター・ボーイズ』の音楽版というか、アメリカ版『スイング・ガールズ』というか、成長物ですね。
 内容は、ブラスバンド部に入ったドラマー志望の子が成長していく話なんですが、実際のフットボールの応援の演奏が珠玉。
 ブラスバンド関係でもう一つのお勧めDVDは、『Blast』。
 これはブラスバンド部を卒業した若者たちによるミュージック・ショーの劇場収録版。ブラスバンドの演奏(それも踊りながらの演奏)に、曲芸紛いの演技や、バトントワリングの演技が合体した感じ。一輪車に乗りながらのトロンボーンの演奏なんてのまであり、約二時間びっしりの汗を飛ばしての演技には、大感動。