『花よりもなほ』

花よりもなほ』松竹
監督・是枝裕和
出演・岡田准一(宗左衛門)、みやざわりえ(隣の後家さん)、田中祥平、古田新太香川照之田畑智子上島竜兵千原靖史木村祐一加瀬亮絵沢萌子平泉成夏川結衣、国村準、寺島進遠藤憲一田中哲司中村有志中村嘉葎雄原田芳雄石橋蓮司浅野忠信
内容・江戸時代の仇討ちの話ですな。宗左衛門(岡田准一)は、松本藩の侍の長男で、江戸の長屋で、父の仇を探してひっそりと暮らしているんだけれど、本心は仇討ちなんかしたくないんだよ。でも、家族や親戚が「仇討ちしなきゃ男じゃない」なんて言うから、表面上だけは仇を探しているんだよ。
 でもって、近所には小賢しい人間がいて、「仇の人相書きに良く似た男がいた」なんていう情報を持ってきて、酒をおごってもらう男とか、嫌味を言いながらも剣術を教えてくれる男なんかもいるんだ。前者が貞四郎(古田新太)で、後者がそで吉(加瀬亮)ですな。
 特に貞四郎が良い味を出しておりますな。本当は仇を見つけているんだけど、宗左衛門は剣が弱くて負けるに決まっているから、わざと知らないふりをしたりして。
 この長屋には、赤穂浪士の四人も住んでいるんだ。ちょうど殿中松の廊下の刃傷沙汰のあった後で、態度の煮え切らない大石内蔵ノ介に対して、苛苛を募らせているんだ。
 こいつらは、男の建前だけで生きている侍なので、すぐに仇討ちこそ命、などと騒いだり、へっぴり腰の宗左衛門までも、吉良の間者ではないかと言い出す始末なんだ。
 肝心の宗左衛門は、隣の美人後家さん(みやざわりえ)に惚れてしまって、おまけに、後家さんの息子が愛くるしい目で見上げたりするもんだから、この子の父親になっても良いかなあ、なんて、小市民的な逃避行路線の思考に走っているんだ。
 で、細かい事件は色々とあるんだけど、全て飛ばして、最後。仇(浅野忠信)を見つけるんだけど、その仇に、「子供を私の寺子屋に来させてください」なんて言って、敵討ちを諦めた旨を伝えるんだ。
 しかし、問題は世間体だよね。仇討ちをしなきゃ藩から100両を貰えないんだ。そこで、偽の死体を番屋に運びこんで、腹の所なんか、掻っ捌いたようにメイクをして、腸そっくりの腸詰まで造って、長屋の人間全員がお芝居をして、役人の目を欺くんだよ。
 その後、本物の赤穂浪士の討ち入りのおまけもつくけど、大体はこんな風な話。
感想・台詞が良いわね。皆、どの台詞も良いけど、一番良かったのが次――桜は、来年、もっと綺麗に咲くために散るんだ――。
 さしずめ、今の私で言えば、来年、小説でもっと綺麗な花を咲かせるために、ほかのことでは散るんだ、って感じかな?言い換えれば、よいお友達って感じ?

追伸。
 私の勘違いでなければ、麻生君支持を表明してから、始めてコメントを求められているような気がするんだけど。勘違いでなければ、私のコメントは次――もっとガンガンテレビに出れば良いと思うの。効果的な出方は、経験者に相談してみれば良いと思う。一番怖いのは女性党員の目なんだから、女性にどうアプローチをするかを勉強すべきだと思うのだけど。こればかりは前任者もあまり上手くないようだから、女性タレントとかを招いて、パーティとかで教えを乞うべきだとおもう。これ以上のコメントは、戦術に関わるので、今夜Yahooで。

追伸その2。
 細木先生の一言で迷いがふっきれたので、お礼のお手紙を差し上げようと思っていたのですが、このほかの言葉はないのに気がつきました。なので、ここで、お礼を述べさせてもらいます。テレビでの先生の一言で目がさめました(同じかな?)。感謝感謝です。
 で、お礼の意味で、六星占術の説明を少し。
 私は天王星人なので、それについて。自分が何星人なのかは、書店で年度表を見て計算してね。
 天王星人の性格。万人にむかって良い顔をするので、恋愛面でトラブルになりやすい→当ってる。
  ”事なかれ主義”→当ってる。言葉よりもプレゼントの金額の多さで相手の気持ちを判断する→当ってる。
  今年の運勢。(+)と(−)とあって、(−)の場合。仕事運は良いけど、健康面は良くない。慢性的な疲労と持病が悪化する→当ってる。

 深層心理が怖いほど当っているので、書店で一読する価値はあると思う。