マッチ・ポイント/Ｔｈｅ有頂天ホテル/ナルニア国物語
Yahooに『アガサ事件ファイル』の後半をアップしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/karasawa0602/
ブログ広告の方法を模索中（広告料金体系をどのようにしたら良いか全く不明なので）。
反響が良ければ本格的に広告会社を設立してブログ広告を開始しますが、反響が今一だったら、『もしも』〈現在復旧中らしいけど）に新しくブログを開設して、幅広い商品での広告料収入を考えるかも。いや、多分、平行してやるかな？ 私の性格からして。
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映画（ＤＶＤ）紹介
『マッチ・ポイント』（映画）アスミック・エース配給、２００４年、イギリス
監督・ウッディ・アレン
出演・ジョナサン・リース・メイヤーズ（クリス）、マシュー・グード、ブライアン・コックス、ペネロペ・ウィルトン、エミリー・モーティマー、スカーレット・ヨハンセン（ノラ）
内容・一言で言えば、貧乏な男と女が、何とかして有名になり、世間的にものしあがって行こうとする話ですね。身につまされますなあ。
クリスは、アイルランド出身のプロテニス・プレーヤーで、そこそこの地位まで行ったのですが、今は辞めて、金持ち相手のテニスコーチに転進し、金持ちなんだけど魅力のない女（クロエ）の心を掴んで結婚にまでこぎつけます。
でも、クロエの兄の婚約者・ノラに一目ボレしてしまうの。ノラはすっごい官能的な美人で、女優の卵。
二人はこっそりデートしたんだけど、ノラが映画のオーディションの一次に受かって、ふられてしまうの。クロエの兄も、母の反対から婚約を解消するのね。
しかし、何年後かに偶然出会って、また関係が再燃するの。この時は、クリスはクロエの父親に気に入られ、次期社長候補にまでなっているの。
一方、今や容色が衰え始めたノラは、一ＯＬに甘んじているの。ノラとしては、こうなったら、クリスを騙して離婚させて、自分もノシあがるしかないわよねえ。誰が考えたって。
当然ながら、ノラは、妊娠したと嘘をついて、クリスに離婚を迫るの。離婚すれば、クリスにはかなりの財産が入るでしょ？
おっと、ここでお断り。ウディ・アレンは、作品の中では、一言も妊娠が嘘だなんて言っていないの。でも、冷静に考えれば、時間がかなり長期にわたっていて、その間、クリスは「大丈夫、妻とは絶対に離婚するから、安心して」なんて、どこの男でも言うようなことをずー―――――っと言っているの。
それに、季節は移るのに、ノラのお腹は全然張り出してこないし、ゲーゲー吐くこともないの。明かに妊娠は嘘よねえ。それに、最後、ノラが殺された後、胎児の話題も出ないし。ただ日記に、それらしきことが書いてあるっていうだけでしょ。日記なんて、いくらだって嘘は書けるし。（でも、映画は一回しか見ていないから、この部分はうろ覚え。間違っていたら、メンゴ）
で、話を戻すけど、クリスは馬鹿だから、ノラの言葉を信じてしまうの。
こいつは本当に馬鹿よねえ。普通、男は、愛人から妊娠を告げられたら、一番最初に、「本当に俺の子か？」って聞くわよねえ。あ、これは友達から聞いた話よ。私の体験ではないからね。絶対。
で、先に行くけど、クリスは馬鹿だから、死ぬほど悩んで、とんでもない結論を出すの。それはもう、衝撃だから、見てね。
感想・専門的な話になるけど、クリスは、六占星術で言う天王星人なんだと思う。私もそうだからよく判るんだけど、大概の仕事は卒なくこなして、誰とでも話をあわすことができて、そこそこ上の人間の要望にも応えられるの。
でも、誰にでも良い顔をするから、トラブルを招くの。
それに、責任感が強いから途中で離脱できなくて、”窮鼠猫を噛む”になっちゃうの。
クリスも、とんでもない行動をとるの。でも、その行動を最後まで観客に予測させないのが、ウッディ・アレンのすごい所。彼はちゃんとミステリーを読みまくって、ミスディレの方法を熟知しているわね。
それに、言うまでもなく、人間研究もできているし、全ての点がそろった天才だと思うわ。
ところで、話は変わるけど、この映画を見たのが、恵比寿のガーデン・シネマ。
そばには超一流のウエスティンホテルや、お城みたいなフレンチ・レストラン、ジョエル・ロブションもあって、次の小説には是非使いたいと思ったわ。
それから、この作品では、運を大きく取り扱っているけど、決してそんなことはないと思ったわ。だって、クリスはものすごい努力をしてテニスで良いところまでいったから、お金持ちのお嬢さんに気に入られたのだし、ノラは、ものすごい努力をしてモデル並のプロポーションを保っているから、お金持ちのお坊ちゃんに気に入られたのだし。
運以前に、とに角、痩せないとダメね。
目標、５０キロだわ。それには１５キロも痩せなきゃいけないのか。凹むわね。
ＤＶＤ紹介
『Ｔｈｅ有頂天ホテル』東宝
監督・三谷幸喜
出演・松たか子、役所広司、唐沢寿明、佐藤浩市、香取慎吾、篠原涼子、戸田恵子、ＹＯＵ、角野卓三、麻生久美、原田三枝子、西田敏行、伊東四朗、津川雅彦、石井正則、寺島進、オダギリ・ジョー、他
内容・大晦日。カウントダウン・パーティーをする予定のホテル。次々とトラブルが襲う。役所広司以下のホテルマンは、無理をして相手の要求に合わせたり、時には嘘を言ったり、時には涙で同情を引いたり、またある時は、別人になりすましたりと、ありとあらゆる方法で苦境を乗り切ってゆく。
でも、何とか乗りきったつもりが、逆にどん底に落ちこむ結果になったり、嘘をつきとおした結果、思わぬ真実が見えたり……。
展開が早いんで、泣いたり笑ったりで、あっと言う間に見終わってしまったわ。
面白かったのが、『謹賀信念』、他には……、忘れたわ、ごめん。
出演者全員がコメディアンなので（違うか？）、演技は上手いわね。特に松たか子が上手い。シリアス→バタくさい→突然大演説と千変万化。
軽いノリで、いいわ。
★★★広告★★★★★★★★★★★★★★★★
★『中伊豆・黄金崎・紅葉狩りの殺人』実業之日本社★
★著者・若桜木虔★
★久しぶりに対話形式で紹介、行きまっせ★
★Ａ・ええと、トンネルの上から首なし死体が降ってきて大変。なんだって★
★Ｂ・へえ。首なし死体って、何センチ？★
★Ａ・は？★
★Ｂ・だからあ、首だけが切断されていたんでしょ？その切断された長さは何センチ？ いや何ミリ？それとも何メートル？でもメートルとなると、もう、その時点で被害者はキリンさんだから、犯人は飼育係と決まったような★
★Ａ・だからあ、ありえないでしょう。タイトルからして、”殺人事件”なんだから★
★Ｂ・了解。切られた首は1メートル以内と。で、肝心な質問。切られた首は何センチ？★
★Ａ・あのねえ、首無しと言ったら、普通は★
★Ｂ・待って★
★Ａ・何？★
★Ｂ・着メロ。続きは来週ね★
★Ａ・あのねえ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ＤＶＤ紹介
『ナルニア国物語』
監督・アンドリュー・アダムソン
出演・ジェームス・マカボイ、ティルダ・スワンソン、ウイリアム・モスレイ、アンナ・ポップルウェル、ジョージ・ヘンリー他
内容・宣伝で話は有名なので、簡単に言うと、箪笥の中からナルニア国へ入り、そこで氷の魔女と戦う話。ナルニアは100年も冬。氷の魔女に勝てば春になる。それにはアスランという名の権力のあるライオンが中心にならないとダメ。主役の四人兄弟がナルニアに入ったことで、アスランは勝てると踏んで、四人に闘いを任せる。
感想・ナルニアの氷の魔女の顔が哀しそうだったわね。恨みに凝り固まっているの。ナルニアが100年も冬だったのは、実は、魔女の心が氷に閉ざされていたからなのだと思うわ。
おっと私情が入りすぎて先走ってしまったわね。最初から説明するわ。と言っても、あくまでも、私の”感想”だからね。
私は原作を読んでいないので、何とも言えないのだけど、これは、男と女の愛と別れの話だと思うの。
この映画では描かれていないけど、私の想像では、かつて氷の魔女は良い魔女で、ライオンと良い仲だったのだと思うの。その良い魔女の心を氷つかせたのはライオンじゃないかしら。
ライオンは、正義感あふれる男で、要職にあったんでしょうね。それが、のっぴきならない事態に追いこまれて、魔女を捨てたのよ、きっと。
あっさりとね。魔女は、それまで、周囲の反対があって簡単に動けなかったの。でも、悩んで苦しんで、漸く男の方に向かって1歩踏み出したところで、裏切りにあったの。
ライオンは100年も逃げ回っていたの。恨みは怖いもの。でも、この四人が現れ、逃げ切れなくなり、姿を現したのよ。きっと。
それと、ライオンは駆け引きはお得意だから、闘いでも死んだふりをしたりいろんな手を使うのね。本当、男の代表みたいな奴よ。元へ。オスのライオンの代表ね。
以上、感想は、あくまでも私の独断と偏見だから、参考にしないでね。
来週は中国旅行なので、お休みです。父の写真を持っていってあげようかな？
