『ニッポン犯罪狂時代』『警察裏物語』『24』

『ニッポン犯罪狂時代』『警察裏物語』北芝健
 警察にいた作者が書いていますので、説得力があります。前者の中では覚醒剤などに対するバツが軽過ぎるなど、かなり深刻な問題が取り上げられています。面白いです。インテレスティングの意味の面白さです。
 後者の中では、普通の制服警官から抜擢されて訓練された人間が刑事や公安に回されるなどの事情が書かれていて、こちらも面白いです。それから、少年犯罪の急増なども取り上げられているので、是非お読みになることを勧めます。
 でも、公安に関しての記事はちょっと旧いような感じ。柔道の有段者で筋力逞しい男が抜擢されると書いてありますが、それだけではないような気もします。
 政治的に重要な局面になると、決まって私の周囲で神経に障ることを囁いてゆくのは、たいがい、よぼよぼの老人か老婆か、赤ちゃんを抱いた美人の母親か、どう考えても警察関係者とは思えないキャピキャピのギャルか、100キロ以上ありそうなネエちゃんか、そんなところです。公安も長足の進歩を遂げたのでしょう。
 きっと、北芝健は、『24』で言えば、ジャック・バウアーのような、肉体派戦闘員だったのではないでしょうか。
 そうそう。エイジェントの話が出たところで、アメリカ・エイジェントについても少し。
 米エイジェントは『菊と刀』の時代から、東洋人についての物凄い量の情報が蓄積されているようです。日本人に関しても例外ではなく、例えば、標的(私の意味でっせ)が最近耄碌しかけているのでは?と悩んでいると察知すると、すぐに新たなる作戦に出てくるようです。すれ違って『今度ミスしたら致命的かもね?』とかね。こういう精神状態でそれが三回も重なると、ポキッとくる訳で。
 私も、三回目くらいで、自分がプロとして決定的なミスをしていたこと――ネタバレ――に気がつき、愕然としました。それも、かなり永い間経ってからで、すみません。自分がそんなことにも気がつかないほど心身消耗していることにもショックでした。なので、これからは、危ないと思ったら、XXを使おうと思っています。
 芸能人の皆さんも、プロデューサーが変なことを言ってるな、と思ったら、アメリカ・エイジェントの作戦にご招待されているのでは?と思ってください。でも、大物か、超大物しか白刃の矢は立ちませんから、それ以外の方はご安心を。それに、米朝会議前でないと起こらないでの、新聞はいつも政治面まで入念に読みましょう。

『24・3rd(サード)シーズン』
 第3巻までは圧巻です。2nd(セカンド)シーズンで、全ての策略を使いきったと思ったのに、こんな筋が残っていたのかと、目から鱗です。いやあ、完全に騙されました。
 しかし、その後が、ちょっと。脚本家さん、あまりのストレスで、鬱状態になってしまったように思えてなりません。関係のない所で、いきなり銃殺したり(大統領の敵の妻がシェリーをXXする部分です)。ふつう、憎たらしい夫を死なす手伝いをしてくれた女なら、憎まずに、逆に歓迎すると思うのですが。まあ、きっと、この妻はまだ夫を愛していたのでしょう。
珍しいことですが。
 それから、テロリストに脅迫されて、ジャックが上司のシャピロをXXしてしまうのも、道義的にちょっと。もっと激しく抵抗して欲しかったなあ。あ、この部分は、『24』にインスパイアーされたマンガ『36』の中で、次回紹介しましょう。
 ↓こんな感じです。


 それに、時限爆弾が解除できなくて、ジャックが部下のXXをXXするところもちょっと。時限爆弾といっても、電気で動いているのだから、赤と青を同時に切れば、時限装置は止まると思うのですが。かなり前、『極大射的』という本の中では、アルコールをかけたらショートしたのですが。それに、3rd(サード)シーズンの中では、ウイルスの入っている瓶は小さくて、飛散範囲も狭いので、オタク中学生が押し寄せてきて、ジャックと部下をプールの中に投げこむとか。折角中学の中に入ったのだから、中学生を使わないのは、宝の持ち腐れです。ああ、この部分の別バージョンも来週マンガで。


まだ精神的に不安定で、本(ミステリー)の紹介は、無意識にネタバレしてしまいそうなので、暫くは遠慮です。
来週は、映画の紹介に集中します。『24』からインスパイアーされた『36』と『幸せのちから』と『墨攻』かな?
 『墨攻』と『蒼き狼』は是非紹介したい作品です。人件費が安い国で撮影された作品は、圧倒されますねえ。予告を見ただけですが。CGとは違って、本物の迫力です。

その次の週はダイエットの予定ですが、痩せなかったら、アップしません。それに、写真も重くなるので、最低限です。今のところ、こんにゃく系を中心とし、DHCの燃焼系も併用し始め、一週間で一キロくらいは減少したのですが、色々とプレッシャーがあって、リズムが崩れがちなので。早く痩せて、和服の似合うプロポーションになりたいのですが。

・にしても、
きびしく、
むずかしいよね。継続してペースを
くるわせずに、向上させてゆくのは。
ーしんどいわね。
んんん。たがいに。

『ごくデカ』(¥500)は「でじたる書房」にアップしてあります。アドレスはここ→http://www.digbook.jp
作者注・登場人物や名称はぜー―んぶフィクションだからね。実在するものとはまるっきり関係ありませんから。当然ながら、警視庁や三重県警に極道の姐の刑事はいないからね。念のため。


1、唐マリ。唐獅子組元姐。JFBIの橘警視に騙されて、刑事になった。JFBI(日本版FBI)は十代の特技のある人間で構成された起動捜査部隊。
2、お涼姐さん。三重県警警部。元葉牡丹組姐、年齢?
3、サソリ007、三重県警の警部補。20代



4、橘警視、警察庁長官直属のJFBIのトップ。唐マリの叔父貴
5、菊田警部。三重県警の警部。40代後半
6、タカ、唐マリの身内。17才

7、萱本由香。誘拐された小夜の義理の母親、身代金の運搬人。身代金の金額はダイヤの裸石で二億円分。十年前、四葉宝飾の社長と結婚した。後妻。年商二億円だったのを、十年で十倍にまでのし上げたやり手。
8、誘拐された本人。萱本小夜。17才。四葉宝飾の娘。四葉宝飾は伊勢志麻に販売店を数箇所もつ宝石会社。わがまま娘。
9、伊勢市二見が浦、二見輿玉神社の蛙のオブジェ。


10、由香の父親、萱本三郎は、元大学教授。自宅は伊勢神宮の側。
11、赤影。JFBI隊員。伊勢市の忍者の里で育った。犬並の嗅覚を持つ。
12、金沢ミカリ。JFBI隊員。天才的記憶力と判断力を持つ。

13、宝石回収に来た少女。17才くらい。後に奈良在住と判明。
14、読者A、年齢?
15、読者B、年齢?

16、読者C、年齢?
17、持田警部補、三重県警の警部補。20代、赤影の先輩。
18、サトとイト。佐渡に住む双子の姉妹。70代。双子なので、画像は1枚で。

19、健さん似の板さん。年齢?
20、池部良似のハイパー戦闘員。年齢?
21、黒田亜美。80キロある少女。17才。主犯に頼まれてネット・カフェから連絡したと証言。

22、おかまバーのホステス?、キューピー、年齢?
23、おかまバーのホステス?、マリリン、年齢?
24、作者が自画像を描くと、どうしてもこうなってしまうので、作者は手相で参加。