図書館危機

図書館危機、有川浩
今週も忙しくて新作が読めなかったので、前に紹介した作品の続きです。これは、図書館戦争の第三部です。今度は、地方からの要請で、そちらに赴くのですが、実際の戦闘が始まる前に、いじめとか派閥抗争とかいろいろとあります。第三部ともなると、大分落ち着いてきて、戦闘は最後までありません。そして、戦闘も、ちゃんとバスを盾にしての戦闘とか、進歩がみられます。
それにしても、ヒットしているんだとか。こういうマニア物は、道具や装置(この場合は武器)を詳しく書けば、ある程度はヒットするんで、真似する人が多いんでしょうねえ。真似といえば、小説教室に通っているんですが、この前、提出された作品は、二つとも川上未映子の影響を色濃くうけていて、文章が異常に長くて、ひとつは、大阪弁まではいっていました。川上未映子は本当に”はしか”ですねえ。かくいう私も、どっぷりはまってしまっているんですが。この分では、今年、新人賞に応募されてくる作品は、皆、川上未映子病にかかっていて、文章が一ページくらいあって、大阪弁なのかもしれまへん。思えば、まねし易いというのも、ヒットの大要素なのかも。来週こそは新作を読むぞー。