僕を殺した女

「僕を殺した女」北川歩実(長いので、今週は一つで)
最近、売れている人。デビュー作。デビュー作から天才だと感じさせる作品。多重人格あり、記憶喪失あり、性転換あり、でとても面白かったわ。






追伸。すごい地震だったわね。私はスーパーの食品売り場にいたんだけど、どんどん揺れがひどくなると、どうしても外に飛び出したくなるわね。でも、実際は、動けなかったんだけど。でも、震度5で、瓶が数本落ちただけでも電車が全面運休になるなんて、怖いわね。
ところで、今週面白かったのは、プロファイリングの。(名前、ほんぼし?)。ラジオのディスクジョッキーが記憶喪失になっている時期があって、カノンの曲を聞くと、パニックになるの。彼女は一年前に、アパートから落ちたことがあって、その直前に、番組のディレクターが殺されているの。おまけに、彼女の部屋に血のついたタオルが隠してあって、彼女は自分がやったんじゃないかと疑っているの。でも、もっとカノンを聞かせて、記憶を取り戻させると、実は、別人が殺したのを目撃して、その後、彼女に突き落とされたと判明するの。
それから、もう一本は、ある巡査が拳銃を奪われて、それで、ある男が殺されるの。それから、もう一人の男が銃で撃たれるけど、重傷を負うの。その男たちは、15年前に、ある女学生を殺して、放火した。でもアリバイを証言してくれる人がいて、無罪になった。で、15年前の事件は3人組だったんだけど、残りの一人の持ち物が現場に落ちているの。で、その彼が尋問されるんだけど、無罪を主張するの。一方、盗まれた拳銃には上に弾が逸れる癖があって、慣れた人でないと、一発で心臓に命中させるのは困難なの。さらに調べると、巡査のホルスターには硝煙反応が付着しており、彼は、15年前の女学生と付き合っていた形跡が見つかるの。それで、巡査を問い詰めると、自分が二人を撃って、拳銃を盗まれたのは狂言だとわかるの。でも、自殺。ここで、船越以外にもうひとりプロファイラーがいるんだけど、彼が、海外に行ったとみせかけて、残りの一人を殺そうとするの。それは、彼が、女学生の異母兄弟だったから。なかなか、スリリングで面白かったわ。