幻視時代,記録された殺人

「幻視時代」西澤保彦
「実況中死」で大ヒットを取ったひと。私も「実況」の方は大好きなの。超聞院という超能力を関知する機関をつくったりして、面白かったけど、最近は普通になってしまったわね。



「ダブルプロット」より「記録された殺人」岡嶋二人
これは、20年も昔の短編集を再発行したもの。新作が二つ入っているらしいけど、それは今一だったわね。



追伸、今週は、停電があったの。困るのは夜よね。あとは、外に出て、散歩でもしていれば、しのげるんだけど。でも、停電になると、月が明るいのがよーくわかったわ。平安時代の貴族が、十六夜の月とか立ちまちの月とか詳しく名前をつけたのがわかるわ。これで、平安時代の文学が見直されたりして。
でも、停電も毎日となると、本当にいらいらさせられるわね。これは、人災よ。もう。誰が悪いって、東京電力が悪いに決まっているわよ。オール電化なんて、テレビで派手に宣伝して、毎年、オール電化にする家が300軒くらいふえているんだとか。それで、電力を得るために、地震の巣に無計画で、原発をどんどん建てて。本当に、この騒動が過ぎたら、東京電力の社長と重役たちには辞めてもらいたいわね。
それから、東京電力の暴走を見逃した政府にも責任があるわよね。地震国なんだから、こうなることは目に見えていたんだから、鉄道はガソリンエンジンにしろ、とか、大型施設はプロパンでエアコンをまかなえとか、命令を出すべきよね。それから、お釜なんかも、ガス釜を推奨するとか(カセットボンベのガスがいいわね)、お風呂もガスのお風呂を援助金を出して、安く提供させるとか、するべきよね。
それから、地震があったんだから、飲み会は控えましょうなんて言う人がいるけど、冗談じゃないわよね。5日に一度は夜の停電が回ってくるんだから、皆が控えしまったら、飲み屋さんは、干上がってしまうわよ。
こんな時だから、キャンドルを持ちあって、ガスで提供できるものだけで営業してもらって、戦後の電気のなかった時代を知っている人から、知恵を授けてもらうように、語りあうべきよ。
これから、暑い夏がくるのは目に見えているんだから、ガスボンベの巨大施設のエアコン、ガソリンエンジンの電車、は早急に考えて欲しいわね。